岡山トレンドウォッチャー

調査開始以来、政治、経済への満足度が大きく向上。

岡山生活者意識調査:10月の岡山県民の消費意向得点は53.9ポイント

今後の景気見通しも「良くなる」4.3%と3.3ポイント向上。
政権交代による期待感が大きくうかがえるものの、
雇用環境への不安は根強く、景気回復実感は乏しい。

 ビザビグループの調査研究部門である岡山情報文化研究所では、岡山の消費者動向を把握するため、様々なリ サーチを行っております。この4月よりスタートした『岡山生活者意識調査』も第6回目を迎え、時系列で岡山県民の 意識の推移を俯瞰するに資するものになりつつあります。ここに第6回目の結果がまとまりましたのでご報告いたし ます。なお弊社HP上にも掲載いたしますのでご参照下さい。

(1)消費意向が2カ月ぶりに上昇。

 消費意向得点は前月から1.8ポイント上昇し、53.9ポイントとなりました。7月、8月と2カ月連続で下がっていた消費意向ですが、大きな値の張る耐久消費財への注力ポイントも「注力していきたい+やや注力していきたい」合わせ9.3ポイント増加し、政府エコポイント、エコカー減税・購入補助金等の効果が数値として反映された感があります。

(2)『政治』への満足度が9月調査で大きく上昇。期待感が高まるが、景気回復の実感にはまだ遠い。

 注目すべきは、8月の衆院選後の調査でもあり、『政治』への満足度が大きく上がったことです。調査開始以来5か月間、『政治』に「満足している」人はは0ポイントが続いていましたが、「満足している」3.2%「やや満足している」18.6%と合わせると、2割強の方が満足を感じられる結果となりました。
 それに伴い、『経済』に対しての「不満である+やや不満」は84.4ポイントから63.3ポイントへ大きく下がりました。経済に対しての「満足している」ポイントは依然低いのですが、政権交代を受けた期待感の表れとも取れます。 これは今後の景気見通しの結果にも現れ、「良くなる+やや良くなる」を合わせ、44.2%と4月の調査開始以来最高の高ポイントとなりました。
 しかしながら、雇用不安を「感じていない」という層は5月以降減少し続け、雇用環境の不安はぬぐい去ることはできません。
 世帯収入に於いても、「増えていく」層は1.6ポイントと僅かで、4月以降、「変化はない」という層が増え続け、9月度では半数近くの生活者が収入が伸びないと感じています。物価のデフレを感じてはいますが、岡山県民にとっては、家計の引き締めをさらに続けざるを得ない環境であると感じられます。

(3)徐々に減退する岡山県の生活者の生活注力意欲

 次月の力点ポイントとして高いのは、『家族との生活』、『仕事』、『健康管理』、『貯蓄』ですが、調査開始以来6か月間で見ると徐々にポイントが下がりつつあり、岡山県民の消費意欲の減退感は否めません。ただし、大きな値の張る耐久消費財への力点ポイントが9月度で増加したことに、政府エコポイント、減税・補助金の活用による家電製品、車への購買意欲が見えるとも取れます。

(4)治安に対する満足度は高いが、押し並べて暮らしの総合満足度は若干減少傾向。

 治安に対する満足度は、調査開始以来6か月間毎月高まっており、岡山の魅力の一つとしての生活者も実感していると思われます。気になるのは暮らしの総合満足度。4月の調査開始時には「満足している+やや満足している」42.9%だったのに対し、半年間でで36.1%と6.8%の減少が見られました。雇用不安、収入の増加が見込めない、消費意欲の減退等の総合的な結果として、暮しの満足度の減少に表れています。

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