2010.12.20
景気回復、収入増加の期待が持てない中で、消費意向が4ヶ月ぶりに前年を上回る。
12月の岡山県民の消費意向得点は53.5ポイント
次月の消費意向得点は前月から2.1ポイント増加、前年同月比0.8ポイント増加の53.5ポイントとなりました。前年とは異なる動きを見せ、4ヶ月ぶりに前年同月を上回る結果となっています。ただ、「今後の景気」見通しや「今後の世帯収入」への期待は低く横這いで、支出要因が乏しいため、夏期ほどの消費意向には至っていません。
暮らしシーン別10項目の注力度を見ると、前年を下回り続けている「貯蓄」がいよいよ70ポイントを切りました。他の民間研究機関の調査によると、岡山県内企業正社員の今冬ボーナス支給額は前年比0.4%減という見込みで、昨冬の大幅ダウンを補うことはできていません。また、「仕事」は高水準ながらもこの4ヶ月間を通じて緩やかに減少しています。一方、「学び・教養」は前月比増、8ヶ月連続前年同月比増で、厳しい家計状況の中でも優先されている様子がうかがえます。また、4ヶ月連続して減少していた「大きな値の張る耐久消費財」が増加に転じ、前年並みとなりました。自動車・家電等の前倒し購入の反動減は、ひとまず止まったと考えられます。
暮らし全般については、「政治」「経済」「治安」への満足度が前月比減、「住んでいる地域」「暮らしの総合満足度」が前月比増となっています。「政治」は2ヶ月連続減少、過去最低値となりました。「治安」は4ヶ月連続減少で、今年2~5月と同様の動きとなっています。過去20ヶ月間の「治安」の満足度は、国際的な治安問題が起きた場合に減少し、マイナスエリアに入る傾向が見られます。「住んでいる地域」への高い満足度から、"地域の治安"に関しては概ね満足している可能性がありますが、不況や雇用不安などが体感治安を悪化させることも多いため、判断が難しいところです。
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