2010.08.20
冷静な消費意向。景気見通しは再び悪化。
8月の岡山県民の消費意向得点は55.3ポイント
次月の消費意向得点は前月から0.4ポイント増加、前年同月比0.7ポイント増加の55.3ポイントとなりました。この4ヶ月間を通して見ると、比較的高い水準の安定した横這い傾向で、冷静な消費意向を持って生活をしている様子がうかがわれます。長い不景気やライフスタイル・価値観の多様化などにより、季節に影響されない所得環境・消費環境が出来上がりつつあるのかもしれません。また、倹約生活に飽きてきているとも考えられます。
暮らしシーン別10項目の注力度をみると、前年を4ヶ月連続上回っているのが「学び・教養」、4ヶ月連続下回っているのは「食費・外食」「貯蓄」です。「学び・教養」については、自身の知的向上心と、子供の教育費が考えられます。
暮らし向きの予測については、「今後の景気」は悪くなると回答した人が再び増加し、景況感は悪化しました。そのような中、「今後の世帯収入」見通しは前年水準を維持しており、前月やや引き締めに転じた「消費(家計)支出の引き締め」具合は再び緩む結果となっています。しかしこれは、財布の紐が緩むというのではなく、"倹約生活が習慣化され、以前ほど意識することが減った""ローンが増えた"などと解釈するほうが自然で、従来の『消費が活発化する』イメージに向かっているとは考えにくいと思われます。
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2010.07.22
「景気が良くなる」と回答した人が増加。女性の消費意欲増加は4ヵ月でストップ。
7月の岡山県民の消費意向得点は54.9ポイント
次月の消費意向得点は前月から0.7ポイント増加、前年同月比0.9ポイント減少の54.9ポイントとなりました。女性の消費意向得点は4ヶ月連続して増加していましたが、今月は1.1ポイント減少し、増加傾向がストップしました。男性は前月から2.5ポイント増加したものの、3ヶ月連続して前年同月を下回っており、夏のボーナス時期としては、消費意欲は盛り上がっていません。昨年春から夏にかけては『定額給付金』『高速料金値下げ』『エコポイント』『エコカー減税』などの景気対策が次々と実施され、生活者は様々な刺激を受けましたが、次第に慣れが生じてきていることも考えられます。
暮らしシーン別10項目の注力度をみると、前年を3ヶ月連続上回っているのが「学び・教養」、3ヶ月連続下回っているのは「食費・外食」「貯蓄」となっています。ボーナスは消費や貯蓄に回らず、『ボーナス払い』といった返済に回ることが多いのかもしれません。
暮らし向きの予測については、「今後の景気」は良くなると回答した人が再び増加し、回復への期待が見られます。「今後の雇用」見通しも2カ月連続して改善しました。しかし、緩和傾向にあった「消費(家計)支出の引き締め」は前年並みの水準で止まっており、参院選をきっかけに、増税問題を目にすることが多くなったため、生活防衛意識が再度高まってきたと考えられます。
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2010.06.21
家計の引き締め状況は緩和傾向に。女性の消費意欲が4ヶ月連続増加中。
6月の岡山県民の消費意向得点は54.2ポイント
次月の消費意向得点は前月から0.7ポイント減少、前年同月比0.7ポイント増加の54.2ポイントとなりました。男女別でみると、女性は4ヶ月連続して増加しており、今回は過去最高値の57.9ポイントを示しました。一方男性は、前年同月を下回る結果が続いており、男女間の差がより一層大きくなっている状況です。年代別では、前月より増加したのは50代以上のみでした。前年同時期と比較してみると、30代以上では大きな変化が見られませんでしたが、20代のみは前年同月を下回る状況となっており、今後の動向が気になります。
暮らしシーン別の注力度をみると、前月から上昇したのは10項目中「仕事」のみでした。「仕事」への注力度は3ヶ月連続で上昇しており、前年同時期とは逆の動きとなっています。
暮らし向きの予測については、「今後の景気」見通しは良くないとしながらも、「今後の雇用」見通しは改善、「今後の世帯収入」見通しは変化なし、「消費(家計)支出の引き締め」具合は3ヶ月連続して緩みました。
個人生活は落ち着いた様相を見せており、また、倹約生活は小休止中のようです。
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2010.05.19
「大きな値の張る耐久消費財」への関心高まる。
岡山生活者意識調査:前月から5.7ポイント増加、前年同月比1.9ポイントの減少。
次月の消費意向得点は前月から5.7ポイント増加、前年同月比1.9ポイント減少の54.9ポイントとなりました。女性の伸びが大きく、これまでで最も大きな男女差が見られました。年代別では30代、40代が大きく増加しています。過去1年間の調査から、この年代は全体として消費意向が低い傾向にありますが、子育て世代であることなどから、GWの家族サービスに費やす意向が表れたものと考えられます。
暮らしシーン別の注力度を見ると、「大きな値の張る耐久消費財」「趣味・遊び」「余暇・レジャー」への関心が大きく上昇しました。中でも「大きな値の張る耐久消費財」は、これまでの低水準から一時的にでも抜け出しそうな勢いが見られます。エコカーやグリーン家電などの政策対象商品は、政策期限が強調される間は駆け込み需要が喚起されるため、堅調な販売が続くのではないでしょうか。
生活者が予測する『今後の景気』は前月より改善しましたが、前年同月と比べると1.7ポイント増加するにとどまり、前年並みという結果となりました。
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2010.04.28
消費意向が6ヶ月ぶりに上昇。「趣味・遊び」「余暇・レジャー」への注力は「学び・教養」へ。
岡山生活者意識調査:前月から1.2ポイント増加、4月の岡山県民の消費意向得点は49.2ポイント
次月の消費意向得点は前月から1.2ポイント増加し、49.2ポイントとなりました。6ヶ月ぶりに増加に転じましたが、50ポイントを下回る状況は続いており、新年度スタートの必需品のみを購入するといったような、ニーズ型の消極的な購入態度が示されていると考えられます。
生活者が予測する『今後の景気』は、「良くなる」2.2%(前月比1.1%増)、「やや良くなる」14.4%(前月比2.0%減)、「変化はない」42.2%(前月比0.4%減)、「やや悪くなる」26.7%(前月比1.7%減)、「悪くなる」14.4%(前月比2.9%増)という結果で、12月より続いていた景況感の回復傾向にややかげりが見られました。
また、薄らいできていた『雇用不安』が大きく増加しました。組織改変や人事異動に加え、不況による新規雇用者の減少、雇止めなどは心理的な負担になっていると考えられます。
これらの変化を受けて、暮らしのシーン別10項目の注力度をみてみると、前月上昇の兆しを見せた「余暇・レジャー」への注力は早くも減少し、2ヶ月連続して上昇しているのは「学び・教養」のみとなりました。また、増減の繰り返しが多かった「食費・外食」は、減少したままの低水準で固定化していきそうな様子が見られます。
暮らし全般については、引き続き『治安』や『住んでいる地域』の満足度が高く、『政治』『経済』への不満派が増加中という状況が続いています。そんな中で、『暮らしの総合満足度』の明らかな低下が見られました。調査開始後4ヶ月間は『政治』は『暮らしの総合満足度』に影響をほとんど与えていない可能性がありましたが、国の政策が企業支援・市場支援から家庭支援・消費支援に移ったことで、生活者は暮らしと政治が密接に結びつくようになり、評価がしやすくなったのかもしれません。
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2010.03.23
景気見通しは3ヶ月連続上昇。「趣味・遊び」「余暇・レジャー」への注力が上昇の兆し。
岡山生活者意識調査:前月から1.1ポイント減少、3月の岡山県民の消費意向得点は48.0ポイント
次月の消費意向得点は前月から1.1ポイント減少し、48.0ポイントとなりました。3ヶ月連続で最低値を更新しており、回復の兆しがなかなか見えてきません。
しかし、生活者が予測する『今後の景気』は、「良くなる」1.1%(前月比1.1%減)、「やや良くなる」16.4%(前月比3.5%増)、「変化はない」42.6%(前月比1.2%増)、「やや悪くなる」28.4%(前月比3.9%減)、「悪くなる」11.5%(前月比0.2%増)という結果で、前月に引き続き上向きの見通しとなっています。また、雇用不安が薄らいできている様子も見られました。これらの変化は暮らしの注力点にも影響しており、下降傾向が続いていた「趣味・遊び」「余暇・レジャー」への注力が上昇する兆しを見せています。
ただ、『今後の世帯収入』への期待感は再び低下しており、『消費(家計)支出の引き締め状況』は依然厳しいままとなっています。消費意向が上向くためには、所得増加が必須のようです。
暮らし全般については、『政治』『経済』に対する不満派の増加が止まりませんが、『治安』や『住んでいる地域』に対する高い満足度がそれらを打ち消すかたちとなっており、『総合満足度』の低下を防いでいると考えられます。『政治』『経済』は岡山県だけでは如何ともし難いですが、『治安』と『住んでいる地域』に関しては、県民一人ひとりと市区町村の独自の自助努力に因るところが大きく、岡山県のこれまでの努力の積み重ねが表れているのではないでしょうか。
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2010.02.19
景気、収入の見通しは改善の方向へ。「雇用不安」は恒常化の様相。政治への満足度は5ヶ月間で逆戻り。
岡山生活者意識調査:前月から1.6ポイント減少、2月の岡山県民の消費意向得点は49.1ポイント
次月の消費意向得点は前月から1.6ポイント減少し、49.1ポイントとなりました。2ヶ月連続で最低値を更新しています。
生活者が予測する『今後の景気』は、「良くなる」2.2%(前月比0.1%増)、「やや良くなる」12.9%(前月比0.1%増)、「変化はない」41.4%(前月比5.6%増)、「やや悪くなる」32.3%(前月比5.1減)、「悪くなる」11.3%(前月比0.5%減)となっており、消費意向にはつながっていないものの、わずかながら上向きの見通しが出てきました。また、『今後の世帯収入』についても、収入増加への期待感が緩やかに高まってきています。
『消費(家計)支出の引き締め状況』は、「引き締めている+やや引き締めている」が前月比3.1%増と再び増加に転じ、依然引き締め傾向が続いていますが、一方で「引き締めていない」の増加も見られ、一部で財布の紐が緩んだ様子が窺われました。
『政治への満足度』は低下し、昨年8月の衆議院選挙前の状況に戻りました。『暮らしの総合満足度』について、「不満である+やや不満である」が4ヶ月連続して増加しているのが気になります。
消費意向が上昇しないのは、景気見通しよりも雇用不安に因るところが大きい可能性があります。調査開始以来、雇用不安を感じている人は常に半数を超えています。企業は現在もなお過剰雇用感を有しており、消費ベースとなる雇用者報酬は低下しています。度重なる税制改正、雇用環境の多様化・流動化が進む中では、雇用不安が解消されることはないと考えられます。
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2010.01.22
消費意向、調査開始以来の最低を更新。生活者の49.2%が景気悪化の見通し。節約志向はさらに強まる。
岡山生活者意識調査:前月から2.0ポイント減少、1月の岡山県民の消費意向得点は50.7ポイント
次月の消費意向得点は前月から2.0ポイント減少し、50.7ポイントとなりました。11月以降消費意向得点の減少が続いています。
生活者が予測する『今後の景気』は、「良くなる」2.1%(前月比1.0%増)、「やや良くなる」12.8%(前月比1.8%減)、「変化はない」35.8%(前月比2.8%増)、「やや悪くなる」37.4%(前月比0.4減)、「悪くなる」11.8%(前月比1.7%減)となっており、前月急速に悪化した景況感に変化はみられません。
『消費(家計)支出の引き締め状況』は、「引き締めている+やや引き締めている」が前月より4.4%減少の70.8%となり、やや緩んだかに見えました。しかし、「引き締めている」だけをとってみると前月より6.7%増加の28.9%と、調査開始以来の最大値を示しており、引き締め傾向は強まっているともいえる状況です。
暮らしの注力点は、相変わらず「健康管理」「貯蓄」「家族との生活」「仕事」の4項目で注力度が高く、「趣味・遊び」「余暇・レジャー」は低下傾向にあります。また、常に最も低い水準で推移している「大きな値の張る耐久消費財」はさらに低下しており、エコカー減税やエコポイントなどの政府の景気刺激策の効果は、生活者側の意識からはあまり感じられません。
『政治への満足度』は、「満足している+やや満足している」が10.7%(前月比11.0%減)、「どちらともいえない」が18.7%(前月比7.2%減)、「不満である+やや不満である」が70.6%(前月比18.2%増)という結果で、急速に不満派が増加しています。『暮らしの総合満足度』は、8月以降やや不安定で、今回は「満足している+やや満足している」が33.2%と、調査開始以来の最小値となっています。
前月顕在化した生活者の景況感悪化は、2010年にも持ち越されることとなりました。雇用や収入などの将来不安が払拭されない限りは、今後も必然的に家計の節約志向が深まることは確実と思われます。
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2009.12.21
12月の消費意向としては異例の低さ。デフレ宣言、低額ボーナスで、生活防衛意識は一層高まり、生活者の景況感は急激に悪化。
岡山生活者意識調査:前月から1.0ポイント減少、12月の岡山県民の消費意向得点は52.7ポイント
ビザビグループの調査研究部門である岡山情報文化研究所では、岡山の消費者動向を把握するため、様々なリサーチを行っております。この4月よりスタートした『岡山生活者意識調査』第8回目の結果がまとまりましたのでご報告いたします。弊社HP上にも掲載いたしますのでご参照下さい。
次月の消費意向得点は前月から1.0ポイント減少し、52.7ポイントとなりました。これは、調査開始以来2番目に低い数値で、年間で最も消費活動が活発になる12月としては異例の結果です。中でも、40代は落ち込みが激しく、46.0ポイントという最低値を記録しました。
生活者が予測する『今後の景気』は、「良くなる」1.1%(前月比1.6%減)、「やや良くなる」14.6%(前月比12.7%減)、「変化はない」33.0%(前月比10.3%減)、「やや悪くなる」37.8%(前月比17.5%増)、「悪くなる」13.5%(前月比7.1%増)で、マイナス回答が急激に増加しました。
『今後の世帯収入』については、「減ってくる+やや減ってくる」が前月より8.2ポイント増の62.2%に上り、調査開始以降最高の割合となっています。それに呼応して、『消費(家計)支出の引き締め状況』は更にきつくなりました。
暮らしの注力度を見てみると、「食費・外食」の微増などに、かろうじて12月らしさが感じられますが、「家族との生活」や「人づきあい」は伸びておらず、「人づきあい」などはむしろ減少傾向にあります。
『政治への満足度』は、「満足している+やや満足している」が21.7%(前月比1.3%減)、「どちらともいえない」が25.9%(前月比13.1%減)、「不満である+やや不満である」が52.4%(前月比14.4%増)という結果となりました。「どちらともいえない」と回答していた人たちの一部が、不満側へ傾いた状況です。
今回の結果には、不況の影響がこれまでになくはっきりと表れました。また一方で、少しずつ変化を続けてきた現在の『消費者行動』は、従来の『消費者行動』には符号しない、ということも示されたのではないでしょうか。
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2009.11.20
消費意向は30代を除く全ての年代で増加したものの、30代のみが大きく減少。収入に期待ができず、家計支出は更に強く引き締め。
岡山生活者意識調査:前月から0.2ポイント減少、11月の岡山県民の消費意向得点は53.7ポイント
ビザビグループの調査研究部門である岡山情報文化研究所では、岡山の消費者動向を把握するため、様々なリサーチを行っております。この4月よりスタートした『岡山生活者意識調査』第7回目の結果がまとまりましたのでご報告いたします。弊社HP上にも掲載いたしますのでご参照下さい。
次月の消費意向得点は前月から0.2ポイント減少し、53.7ポイントとなりました。30代を除く全ての年代で消費意向が増加しましたが、30代が大きく減少したため、全体では前月比横這いとなりました。
生活者が予測する『今後の景気』は、「良くなる」2.7%(前月比1.6%減)、「やや良くなる」27.3%(前月比12.6%減)、「変化はない」43.3%(前月比9.8%増)、「やや悪くなる」20.3%(前月比2.7%増)、「悪くなる」6.4%(前月比1.6%増)と、マイナス回答が4ヶ月連続して増加しています。
景況感の悪さは『今後の世帯収入』『消費(家計)支出の引き締め状況』にも影響しています。『今後の世帯収入』については、「減ってくる」「やや減ってくる」のマイナス回答が5ヶ月連続して減少していましたが、今回増加に転じ、収入に対する不安感が高まりました。『消費(家計)支出の引き締め状況』も、調査開始以降、僅かずつながら和らいできていましたが、ここへきて再び引き締めが強くなりました。
収入への不安から、生活力点にも影響がみられ、「仕事」「趣味・遊び」「大きな値の張る耐久消費財」「貯蓄」の4項目においては、「注力しない」「やや注力を控えたい」と回答した人が、調査開始以来最も多い結果となりました。趣味や貯蓄に回す余裕はなく、仕事への関心が薄れてきている様子がうかがえます。
『政治への満足度』は、「満足している」「やや満足している」が23.0%(前月比1.2%増)、「どちらともいえない」が39.0%(前月比3.6%減)、「不満である」「やや不満である」が38.0%(前月比2.4%増)という結果となりました。前月「どちらともいえない」と回答していた人たちが、少しずつ答えを出し始めています。
身近な経済に対しての不安感が拭えないため、消費への関心は上向きませんが、自身が住んでいる「地域」や、「暮らしの総合的な満足度」は依然高い状態が続いています。岡山の生活者にとって、満足度に占める「経済」の割合は、さほど大きくないようです。
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