たこ焼やお好み焼にそっくりなスウィーツ?本当にあったら、見てみたいと名乗り出たのは、変わりもの好きの団員A。早速社内のスタッフにリサーチしてみると、その店は広島県福山市を中心に展開している老舗の和・洋菓子店『虎屋本舗』ということが判明。しかも井原市にも支店があるとのこと。これはラッキーと、団員Aは、井原店までクルマを走らせることに。
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- そして、やっと市街地に『虎屋本舗』を発見!店内に入ると、名物のどら焼「虎焼」やケーキなどがいっぱい並んでいる。目移りしながらも、例のスウィーツを探してみると…。あった!ショーケースの中に、たこ焼そっくりのシュークリームやお好み焼のようなマロンケーキが!スタッフに聞くと、ソースはチョコレート、そばはマロンクリーム、青海苔は抹茶スポンジとのこと。パッケージまで本物そっくりだ。素晴らしい出来に感心しつつも、なぜこんな不思議なものを作ったのか疑問に思ったAは、専務・高田恵美さんにそのきっかけについて教えてもらった。
なんでも、創業387年を誇る『虎屋本舗』では、毎年6月の創業祭で、「おもしろい菓子」を期間限定で販売するというのが恒例らしい。今までは、イチゴ大福や生どら焼など、当時は珍しかった商品を提供していたのだとか。しかし、今から4年前。チラシ作成のため、メニューを最終決定する日の会議でのこと。社長や工場長、スタッフのアイデアは出尽くして、深夜になっても決まらない…。煮詰まってお腹が空いたメンバーは、コンビニでたこ焼を買って食べることになった。菓子のことで頭がいっぱいのメンバーは、食べているうちにそれがお菓子に見えてきたそうな。そして社長が「これ、お菓子にできないかな?」と工場長に聞くと、「作れますよ」と即OKの返事が。翌朝には、たこ焼の形をしたシュークリームができていたということなのだ。
こうして、ようやく完成した「元祖 本物そっくりスイーツ」だが、各支店の店長が集まる「店長会議」では、「老舗なのに…」「こんなの恥ずかしくて売れません」と、反対する人が半数近くも。がしかし、反対を押し切ってついに4日間限定で販売されることに。その当日、専務が店に行くと、なんと「繁盛時のお盆ぐらいの人だかり」ができていて、4日間とも見事完売したのだ!!しかも、販売が終了したあともブログやテレビ放送の影響で人気が高まり、ついには定番化されることに。さらにその後、工場長の「お好み焼のケーキも作れますよ」のひと言を皮切りに、反対していたスタッフまでもがアイデアを出すようになり、洋菓子の新メニューが次々と誕生。また、その光景を見ていた熟練の和菓子職人(70代)も負けじと「私だってできます」と豪華なおせちの和菓子を作った…(これも大好評)。「食べ物に似ていて、最高レベルの味」をモットーに、みんなで楽しんで取り組んでいるとのこと。なんて遊び心のある老舗なんだろう…。
ちなみに、今年は6月28日(木)から9月下旬まで、手まり寿司にそっくりな「手まり」2100円が販売されるというから、今までのメニューとともに、その目でぜひ「本物そっくり具合」を確かめてみて。
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