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  4. 美咲町へ来て、見て、食べて、知って!「卵かけご飯」に込められた郷土愛。
 
 

 卵かけご飯を食べられるおいしい調査に、名乗りを上げたのは団員O。早速その店『食堂かめっち。』に向かった。店内には、昼をずいぶん過ぎているというのに卵かけご飯を食べている人が。そして、取材中も入れ代わり立ち代わりやってくるお客さん。「平日は平均130食、週末は最高330食出たこともありますよ」と教えてくれたのは、この店の仕掛け人である、美咲町役場産業観光課の川島聖史さんだ。オープンから1カ月で約5000人が訪れ、県外からの客もいるというから驚く。「人気の理由? 卵かけご飯に、中高年の人は懐かしさを覚え、若い人は逆に珍しさがあるんじゃないですかね。でも一番は味と価格でしょう」。

そう、ここのメインメニュー「黄福(こうふく)定食」は、卵、ご飯、みそ汁、漬け物がセットになって300円という安さなのだ。しかも卵とご飯のお替わり自由! いざ試食だ。地元の「美咲ファーム」から届くうみたて卵を、町内産棚田米のあつあつご飯に混ぜて、勢いよくかきこむ。素朴な味わいながら、名前のとおり幸せ~な気分になってくる。町内産のしょうゆをベースにした「シソ」「ノリ」「ネギ」の3種のたれは甲乙つけがたく、お替わりしたくなること請け合いだ。

 ところでなぜ「卵かけご飯」なのかというと、地元(旧旭町)出身の明治期を代表するジャーナリスト・岸田吟香が、卵かけご飯を愛好し、広めたことにちなんでいるのだそう。「この店のオープンは、美咲町が進める『たまご』での町おこし企画の第1弾、まずは多くの皆さんに美咲町を知っていただくためのきっかけなんです。同時に、すばらしい功績を残された郷土の偉人・岸田吟香のこともしっかり知ってもらいたいですね」と川島さん。確かに、卵かけご飯の茶碗として使っている「桜湖焼」も、美咲町の特産品だなんて今まで知らなかった。なんだか、美咲町のことをもっと知りたくなってきたぞ。また、食べに来ようっと! そして、これを読んで卵かけご飯が食べたくなってきたあなたは、動画「卵かけご飯の食べ方講座」を観て、しっかりと予習をしておいてくださいね!
 
「黄福(こうふく)定食」300円。ほかに特産の黄ニラ入りオムレツや卵とじなどの一品料理(200円~)も食べられる
日本初の従軍記者となった岸田吟香は、新聞の発行や和英・英和辞書の編集なども行った

『食堂かめっち。』
久米郡美咲町原田2155
tel 0868-66-1118
(美咲町役場産業観光課)
営8:00~19:00
休なし
席18席
P20台