
メンバーは、大平伸正 (vo、g) 佐藤慎治 (b、cho)、中村勇介 (dr、cho) 。岡山県在住のロックバンド。03年結成、現メンバーは04年春より始動。06年2月に待望の1stアルバム『初対面』を、11月8日に2ndアルバム『素晴らしき世界
』をリリース。http://www.ghostnote.jp/
昨年秋にリリースした2ndアルバム『素晴らしき世界』。その作品にこめた思いを日本全国のファンに届けるべく、旅に出た彼ら。そして、3ヵ月にわたるツアーを終え、2月17日、ツアーファイナルのライブをおこなう岡山へ。まさに集大成というべく、素晴らしい音を聴かせ、最高の笑顔を見せてくれた。
「おかえりなさ~い」。そんな気持ちでMO:GLAのステージに登場した3人を見つめていた。会場のみんなもきっと同じ気持ちだったはず。岡山っ子も多かったが、県外からはるばる岡山へ来てくれたファンも大勢いた。自分の住む街でghostnoteのライブに参戦して感動! そして、ツアーのしめくくりを一緒に楽しみたいという気持ちで岡山へ来てくれたのだ。これもghostnoteが各地で素晴らしいライブを遂げてきた証だろう。

『素晴らしき世界へ』で幕を開けたライブは、のっけから体が自然とはずんでくるノリのよさ。バンドとしての音のまとまりのよさに、率直に「いいツアーをやってきたんだな」と感じた。その後『ラブソング』『スタート』『シスター』など、「ghostnoteといえば!」的な曲を立て続けに披露。何度もライブで聴いているのだけれど、ghostnoteの曲は聴くたびに違う色を見せてくれる。ハコの違いやお客さんの空気感、いろいろなものが作用するのだろうけど、どの色になっても「ghostnoteらしく」完成する。それがghostnoteのすごいところだと思う。


そして、「おぉ~!」と会場から驚きの声が起こったのが、斉藤和義の『うたうたいのバラッド』。歌が進むにつれ、会場には涙を流すの女の子が続出。ライブ終了後の楽屋で、「やっぱ名曲の持つパワーはすごいわ!」なんておおちゃんは言ってたけれど、それだけじゃないと思う。おおちゃんの声の持つ優しさが、おおちゃんの心の持つ繊細さが曲にこめられ、心にぐっと響かせている…そんな気がする。

待望の新曲『線香花火』『アマノガワ』も披露。どちらもせつなさで胸がきゅっとする、そんな曲だ。特に『線香花火』のリリックが心に染み付いた。 「線香花火消えないように、二人の面影映すように」。 こんなリリックを書けるなんて…やっぱりおちゃんはセンチメンタルの王様だ。


ライブ終盤、『最終列車』ではおおちゃんとしんちゃんが観客に手拍子を求める。そして、なんとしんちゃんがステージ前の柵に飛び乗った! 熱くなった会場がこれでさらにヒートアップ! ラストは『素晴らしき世界』。CD同様、『素晴らしき世界へ』で始まり『素晴らしき世界』で終わったライブ本編。

アンコールでは、『グッドバイ』『こんなところで出会ってしまった』を演奏。そして、ダブルアンコールの拍手はいつまでもいつまでも続いた。 その拍手に応え、うれしそうにステージに再登場した3人。「このままやると多分2週間くらいやっちゃうから」「やりたいけど、もう曲がない!」 なんて、最後まで笑顔いっぱい。とにかく温かくて、やさしい余韻を残すライブだった。そして、「このライブで終わりじゃない。前へ進まなきゃ」という思いがひしひしと伝わってきて、ファイナルでありながら「始まり」を感じさせるライブでもあった。
(スタッフ 上田樹里)
セットリスト

