
Racco
岡山のバンドIdol Punchのヴォーカル。彼に会いたければ、岡山市磨屋町にあるバーガーショップ『RACCOS BURGER』へ。当初はバーガーのみだったが、最近ではカレーにパスタ…と メニューの数がべらぼうにアップ。老若男女のお腹を満たしている。今や岡山じゃ、「Idol Punchのヴォーカル」より、「『RACCOS BURGER』の人」と説明したほうが早い、かもしれない。風の噂によると、今年の秋にアルバムが出るとか、出ないとか。
http://www2.odn.ne.jp/idol-punch/
TOSHI-LOW
1995年よりブラフマンのヴォーカルとして活動。2004年にとあるイベントに参加していたマーティンに出会って意気投合。マーティンが KAKUEIに、そしてTOSHI-LOWがBRAHMANのメンバーに声をかけ、2005年6月にOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDを結成した。 ブラフマンは、4月4日にシングルとライブDVDがセットになった『Handan’s pillow』を、OAUは、2007年5月16日(水)にミニアルバム『all the way』をリリースする。
OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND http://www.tc-tc.com/o_a_u.html
ブラフマン http://www.tc-tc.com
Racco お疲れさまでした。「OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、岡山初ライブの感触は?」という質問項目から進めていきましょうか。どうでした? TOSHI-LOW よかったよ。 Racco お客さんとの距離の近さがよかったよね。急にライブが決まったわりには、なかなか形になってたし。 TOSHI-LOW いやいや、素晴らしかった。お客さんも、温かくて。岡山、いいとこだね~。 ONZO 今回、ライブが急遽決まったわけは? Racco ライブが大阪で間を空けて2日あるんだけど、その間何にもやることないから、『RACCOS BURGER』でライブやらせろって言うんだよ。店の広さも何にも知らないからさ。メンバーとスタッフだけでも、中に入りきらないのに。 TOSHI-LOW だって、Baby&CIDERやったんだろ? Racco あのバンドはメンバーが2人だしさ。 TOSHI-LOW あぁ、そっか。 Racco 「Idol Punchの初めての『Johnbull Hall』でのライブの手応えは?」。まぁ、よかったかな。今後も『Johnbull Hall』の看板バンドとしてやっていく自信だけはついたかな。 TOSHI-LOW モデル兼として? Racco まぁね。今、履いてるのも、一応Johnbullだし。 TOSHI-LOW ジロウちゃんのアミアミの衣装もやっぱりJohnbullなの(笑)? Racco あれもJohnbullだよ(笑)。 TOSHI-LOW だよね(笑)。 Racco ブラフマンとIdol Punchはよくやってるんだけど、OAUとIdol Punchの対バンは初めてだったよね。その組み合わせのおもしろさっていうのがあったと思うんですが。 TOSHI-LOW まぁー、噛み合ったね。 Racco 珍しいくらい、噛み合ったね。 TOSHI-LOW ベクトルが違いすぎて、完全に1周して噛み合ったね。違いすぎたのが、逆によかったというか。 Racco どんだけ違うって、曲の長さで言えば、OAUの1曲の長さで、Idol Punch全曲終わってしまうくらい。 ONZO ですね(笑)。でも、OAUのお客さんが、Idol Punchのライブを見て、戸惑ってるふうでもなかったですよね? TOSHI-LOW そうそう。逆にブラフとやったときのほうが、噛み合わない地方もあるし。 Racco 東京だと問題ないと思うんだけど、地方とかに行くと、ブラフマンが神様のような存在になってるからね。 TOSHI-LOW そんなことはないけど…、まぁまぁ。 Racco 全然俺たちのほうが、神様なんだけどね。フタを開けてみたら、ね(笑)。 TOSHI-LOW 比較的、硬い感じで見に来る人もいるから、Idol Punchを見て多少引く人もいるという…。 Racco ところで最近、ブラフマンの活動を抑えて、OAUで割りと活発にやってる理由って? ONZO えっ。そうですね…、最初にIdol Punchを見たときは「何これ?」って「?(クエスチョン)」がいっぱいついたんですが、次第に「。」や「!」に変わっていったというか。ほかのバンドじゃ、まずこんなに「?」がたくさんつくようなステージ見せてくれないし…。だいたい、ジャンルやプロフィールから想像がついてしまうというか…。その裏切り具合がたまらないというか…。 Racco 俺ら、今月レコーディングだけど、1曲しか曲作ってない。 TOSHI-LOW アルバム? Racco アルバム。 TOSHI-LOW 10曲入り? Racco 16曲入りかな。 TOSHI-LOW 曲数だけは決めてるんだ(笑)。早いな。 Racco 前のONZOのインタビューで、1月にレコーディングとか言ってたけど、アレ嘘だから。 ONZO 嘘だったんですか? TOSHI-LOW 公共のもの使って嘘をつくって、なんかイイですね。壮大で。 ONZO (笑)。話は戻りますが、OAUがやれるのって、ブラフマンがある程度満足いく部分に達したからっていうのはあるんでしょうか? TOSHI-LOW そういうことではないですけどね。ただ、ブラフマンをやってる形では一生やらないであろう音楽というか。 ONZO ブラフマン以外に楽しみがひとつ増えたみたいな? Racco いや、大変だと思うよ。「やりたい」と「やる」で全然意味合いが違うだろうし。 TOSHI-LOW まあ、別モノなんで。 Racco でも、ブラフマンとOAUでメンバー共有してるから、ストレスがあんまりなさそうな気もするけどね。例えば、TOSHI-LOWだけが好きなユニットやってるとかだと、おかしなことになりやすいと思うけど…。こういうところで話すのもアレだけど、例えばバンドで長年やってきてるのに、急に個人が別ユニットでやるの、俺はほとんど認めてない。 TOSHI-LOW 俺もそういう活動好きじゃないかな。 Racco あと次の質問は…、「『RACCOS BURGER』の感想は?」とのことですが。 TOSHI-LOW まだ、食ってないからね。店は思ってたより狭いかな。 ONZO でも東京出店もあるかもしれないとか…。 Racco 東京出店が来年のひとつの目標で。今年は、アルバムを出すのが目標。それが終わったら…。 TOSHI-LOW 音楽とハンバーガーを同列で語るってすげえな。嫌いじゃないけど(笑)。 Racco そうそう、『RACCOS BURGER』を始めようかって話してるときに、TOSHI-LOWにいろいろ相談に乗ってもらったんだよ。 TOSHI-LOW 僕、調理師免許持ってるんですよ。 Racco 「東京店出す時には、俺に店長やらせろ」って。 TOSHI-LOW 頑張りたいと思います。 ONZO 具体的にメニューのアドバイスもされたんですか? TOSHI-LOW もうちょっと大きいくくりで、かな。 Racco Idol Punch、歌詞ちゃんとつけたほうがいいよ、とか。 TOSHI-LOW そんなこと言ったっけ? Racco 言ってない。 TOSHI-LOW どうなんですか、『RACCOS BURGER』は認知度的には? Racco いやぁ、偏ってる感じはあるけどね~。最近は割といろんな人が入るようにはなってるけど、オープンしてから1年半くらいは、給料もらってないような状態が続いてたから。 ONZO 偏らせているつもりはないんですよね? Racco ないけど、受け入れがたいんだろうね。バーガー1個500円で、ものすごく破格で出してるつもりなんだけど、競争相手が大手だったりするから。 ONZO でも、それだけじゃないと思うんですよね。やっぱすごいオーラの人がやってるから、気軽に入りづらいとか…。 Racco 俺はすごくないよ。 TOSHI-LOW すごくないですよ。本当にすごくない。これは太字で書いておいてください。見出しのところにも入れておいて。 ONZO あれ、今までの対談だと、「Raccoさんは『すごい』」って話だったんですが…。「Raccoは『モテる』」とか…。 TOSHI-LOW 「モテる」かどうかは知らないけど、「すごく」はないよ。 ONZO でも、「普通」じゃないでしょ? Racco 「普通」じゃないよ。まぁ、どっちにしても、最初は味で来てほしかったんで、『RACCOS BURGER』の名前を、我々のバンド活動とリンクさせないようにしてたんだ。でも、1年たって、ライブなんかでも話すようになって。 TOSHI-LOW これまた、『RACCOS BURGER』のTシャツを着てるやつがいるんですよね。フジロックのときも、しゃべったことないバンドの人が『RACCOS BURGER』のTシャツ着てたんで、しゃべって、そのままライブに呼ばれて出してもらったってことがあるんです。 Racco locofrankでしょ。 TOSHI-LOW そう、locofrank。 Racco 今、名前忘れてただろ。 TOSHI-LOW 覚えてるよ! ONZO でも、確かに『RACCOS BURGER』Tシャツを着てる人多いですよね。県外でそういう人を見ると、ホッとするっていうか…。 Racco そろそろ、TOSHI-LOWの話を…。 ONZO あ、そうですね…。 TOSHI-LOW いや、全然いいですよ。『RACCOS BURGER』、うまくいってもらわないと困るんで。 Racco TOSHI-LOWとは、ホント普通に仲がよくって。東京とか行ったら、TOSHI-LOWの家に行って飯食ったり。 ONZO TOSHI-LOWさん、ずっと東京ですか? TOSHI-LOW いや、僕は茨城。岡山より断然ヤンキー多い土地柄です。 ONZO 茨城に戻って住もうとは思わないですか? TOSHI-LOW そうですねぇ、どっちかというと通うのが面倒くさいほうなんで。でも、Raccoみたいに、拠点をこっちに置いてやってるのも、うらやましいなって。大変そうだなとも思うけど。 Racco でも、目的意識がハッキリしてて何かやるんだったら、やっぱり東京に住んでやったほうが話が早いと思うよ。 ONZO でも東京に住んでたら、やっぱ「東京」と「その他の地方」ってイメージになりますよね? Racco それは当然そうだよ。東京から地方なんて、全く見えないからねぇ。 ONZO 地方のカラーって出にくいんでしょうか。 TOSHI-LOW いや、あると思いますよ。ありますけど、昔ほど出てないような…。風景が似てきてるんですよ。昔、福岡に初めて行ったときとか、衝撃的でしたからね。あと、札幌も。同じ日本でもこれだけ違うんだって思ったんだけど、そういうのがだんだんなくなってきて。音もどこも同じになってきてる気がするし。 ONZO 音楽シーンが似てきてるってことですか? TOSHI-LOW 平たく言うとそういうことかも。今はみんなどこにいても、いろんな情報を手に入れられるじゃないですか。みんなが「地方が地方である理由」っていうのを考えなければ、実際は同じじゃないのに、共有できる情報が同じだから、同じ気になって、だんだん差がなくなってきてる。本当は地方ごとに特徴があってしかるべきだと思うんですけど…。そういや、岡山ってどうなんですか? どっかいいとこあるんですか? 明日岡山でOFFなので、いいプランニングしてくださいよ。 Racco 備前焼とか焼きに行ったら? 飛び込みで焼きに行けるよな? ONZO 行けますねぇ。 Racco 半年後くらいに窯から出てきて。 TOSHI-LOW あぁ、忘れた頃にね。 ONZO 備前焼もそうですけど、岡山は手仕事の街ですよ。例えば、児島のデニムとか。今日のイベントをやった『Johnbull』さんもそうですし。 TOSHI-LOW 工場がいっぱいあるんですよね。結構知ってるんですよ。 ONZO 『KAPITAL』とか『BIG JOHN』とか。 Racco TOSHI-LOWが興味のあるところに連れていってもおもしろくないから、「岡山で初めて知った」みたいなほうがおもしろくないかなぁ。備前焼ひねったりとか。 TOSHI-LOW じゃぁ、プランとしては、備前焼作りね。それが終わったら、どうしようか? ONZO 倉敷に飛んで、大原美術館に行きます? TOSHI-LOW 美術館!? 何が見れるんですか? ONZO 大原さんのコレクションが………。 TOSHI-LOW ちょっと、ちょっと、今のところコレを読んでくれてる全国の皆さんに、岡山の魅力が伝わってませんよ。「行きてぇ」って思われてないですよ。 Racco 俺もここに生まれてなかったら、やっぱし岡山って街を選んでなかった。 TOSHI-LOW 何ぶっちゃけちゃってんの(笑)。 Racco (笑)。 ONZO 岡山は、きっと住むのに適してる街なんですよ。 Racco じゃぁ、明日は、TOSHI-LOWの部屋を探しに行こうか。 TOSHI-LOW 住むところから始めてみようか(笑)。 ONZO 晴れの日が一番多い県だから…。 TOSHI-LOW 洗濯しやすいんだ。 ONZO 雨や雪も降らないから、出かけやすい。 TOSHI-LOW KEN YOKOYAMAみたいに、こっちに嫁の実家があるといいんですけどねぇ。きっかけがないと、なかなかねぇ。 ONZO でも、Raccoさんがいるから、また来てくれますよね? Racco おもしれーぞ、俺は(笑)。 TOSHI-LOW Raccoはすごくはないけど、おもしろいとは思うよ。でも、決してすごくはない。ここ、太字ね。 Racco 自分でもホント思う。すごくはない。 ONZO でも、音楽やって、料理も上手で…。 TOSHI-LOW 器用貧乏って言葉もあるからね…。 Racco で、話は変わりまして、「今後、一緒におもしろいことをやる予定は?」ということですが。ブラフマンには、「VIOLENT POPS」っていう正装するイベントに出てもらって、今度またやるつもりなんだけど…。マネージャーに言って、OAUでもぜひお願いしようかな。 TOSHI-LOW 「正装ナイト」で? Racco 正装はブラフだから、それはもう違う。「パン一ナイト」はHawaiian6だし、「正装ナイト」はブラフで、そこは動かない。 TOSHI-LOW じゃぁまた新しく、「OAUだったら何しようかな?」みたいな感じ? Racco おもしろみがあるやつだったら、できれば年に1回はやりたいな。 TOSHI-LOW え、じゃぁ今年も「正装ナイト」するの? Racco そりゃ、ブラフマンが動けるんだったらやるよ。2月にオファーかけたけど、難しいって話だった。 TOSHI-LOW 2月は結局ライブやってなかったからね。 Racco 今年俺らとやるべきだよ。 TOSHI-LOW そうか?(笑) Racco だって、ライジングサンとかフジとかにブラフマンが出て、うちのイベントも出たあとに、「今年一番おもしろかったフェスだった、いや、フェスじゃないけどね」って言ってたからね。 TOSHI-LOW フェスじゃないよね(笑)。夜中3時くらいにフェス状態になることはありますけど。 Racco (笑)。 ONZO ブラフマンとIdol Punchが岡山で一緒にやったのって、3年くらい前でしたっけ? Racco そのくらいかなぁ。でも今度新しく大きいライブハウスができるから、それができたら、また正式に一緒にやりたいな、と。 TOSHI-LOW でも、今日の会場もOAUにちょうど合ってたんじゃない? Racco 最初、『CRAZY MAMA 1』でやろうとしてたからねぇ。あと『ルネスホール』っていう、大きめの感じのいいハコがあって、そこも日にちがあったらとりたいなって思ってたんだけど…、今回チケットの販売期間が短かったからね。3カ月くらいあれば、3倍、4倍くらいの集客ができたと思うんだけどな。 ONZO でも、今日のイベントの組み合わせは、本当におもしろかったと思いますけど。 Racco そうなんだけど、このおもしろさを分かってくれてたのは、今日の会場にひとくくりぐらいしかいなかったと思うよ。 TOSHI-LOW まあまあ、みんな楽しんでたと思うけど。 Racco 楽しんでくれてたかもしれないけど、OAUとIdol Punchがやるのが面白いって思った人は、大阪や広島から来てる人くらいだよ。岡山じゃ、OAUを知ってる人自体少ないと思うし。 TOSHI-LOW いずれ、今日のイベントをお客さんみんながおもしろいって思ってくれるくらいになるといいよね。 Racco あえて、うちらが住んでるところじゃない地方で、いきなり2マンとか。 TOSHI-LOW それはすごいな。楽しむ人は、ひと桁くらいになるだろうね(笑)。 Racco 『Johnbull Hall』でやるのって初めてだったんだけど、ライブハウスにありがちなピリピリ感がなかったし、でもお客さんとすごく近いし、よかったよ。 TOSHI-LOW やりやすかったです。 ONZO こないだ、その『Johnbull Hall』でCalexicoとIron&Wineがやったんですけど…。 TOSHI-LOW え、Calexico来たんですか? 俺ら東京で一緒にやったんですよ。 ONZO あぁ、そうなんですね。それで、ライブの最後に両バンドがステージに上がって一緒に演奏したんですけど、今日はなかったですねぇ。 Racco OAUとIdol Punchが一緒にやっても、カッコよくなるだけだからな。 TOSHI-LOW もうちょい前にふってくれてたら、考えたのに。 ONZO 本当ですか。残念。 Racco でも、ただカッコいいだけじゃ、おもしろくないからね。 TOSHI-LOW しかもジロウちゃんのパートがイマイチ浮かばないですけどね。 Racco ジロウは、あの格好で照明とかやらせればいいじゃん。 TOSHI-LOW 裏方かぁ。じゃぁ、Idol Punchは、全員裏方で(笑)。 ONZO もし2回目があれば、次回はぜひ。 (しばし雑談ののち…) ONZO それにしても、もう何屋さんか分からないくらい、『RACCOS BURGER』も、メニューが増えましたね。 Racco 最初、「RACCOS BURGER」1個だけだったからね。 TOSHI-LOW でも、いいな、アイデアが次々出てくるっちゅうことは。 ONZO TOSHI-LOWさんも調理師の免許を持ってるって言われてましたけど、音楽への情熱と料理への情熱って近いものがあったりするんですか? TOSHI-LOW 人間のすることって、別にそれが仕事だからとか、音楽だからとか、関係ないと思うんですよね。要は「こういうことやりたいけど、やるか、やらないか」。例えば、サラリーマンを辞めてハンバーガー屋するとしたら、サラリーマンという職業を捨ててまでやれる人がいるのかってことで。それと音楽も一緒で、安定したものはないけど、そういうことをやるっていう意思があるかどうか。お金とか関係なくてもやれるのかってことですよ。だから、みんなよく言うんだよ、「お店やれてうらやましい」とか「好きなことやれていいね」って。「おまえ、やらないだけでしょ」って思うんです。「やりゃいいじゃん」って。 Racco やりたいことに対して支払う代償やリスクって、それをやれる喜びとは、比にならないはずなんだよ。伏線張って物事を考えてるうちは、こっち側に飛び込めないだろうね。バンドにしても、仕事にしても、俺、若い頃にメンバーを亡くしてるから、生きてるうちに楽しまないと絶対ダメだって思うんだ。 TOSHI-LOW 俺ね、自分の人生で嫌なことってそんなにやってきた気がしないんですよ。Raccoとかもそうだと思うんだけど。そりゃ、嫌なことはいっぱいありますよ。だけど、自分が嫌なことをやってきたかって言われれば違うかなって。だって、すべて自分で選んでやってるわけだから。本当に嫌だったら、それ自体を選んでないと思うんです。 Racco 要は、俺がすごいってことだよ。 ONZO そ、そうですね。 TOSHI-LOW すごくない(笑)。 ONZO でも、そっち側に行ける人って、みんなじゃないですよね。 TOSHI-LOW だから勇気があるっていうのと、バカなのとって、紙一重だって言う話じゃないですか。 Racco 俺は比較的、後者に近い。 TOSHI-LOW そう、そう、そう(笑)。 ONZO そういう人って、やっぱり東京に多いんでしょうね…。 Racco 多分そうだろうね。 TOSHI-LOW でも、東京はもともとの人口も多いから、割合でいったら同じくらいじゃない? Racco そうか。東京ってかわいい女の子多いよなっていうけど…。 TOSHI-LOW かわいくない子も多いってこと。 ONZO じゃぁ、東京に行かなくても、そういうスタイルは自分次第で貫けるんですね、Raccoさんみたいに。 Racco まぁ、俺も、岡山にこだわってるかって言われたら、そういうわけじゃないけど。 TOSHI-LOW だから、自分がいるところにこだわってるってことでしょ。自分がいる場所を楽しくしたい、自分がいる場所を突き詰めていきたいって。 Racco まぁ、そうだ。自分が考えたり行動したりする場所に意味の重さを置きたいっていうか。 TOSHI-LOW それが、たまたま岡山だったというだけで。岡山が好きで、ほかの県から移り住んだら、ホントすげえなって思うけど(笑)。 ONZO こういう話を聞くと、やっぱり「すごい」と言ってしまいそうになります…。 Racco すごくない。俺もすごくないけど、TOSHI-LOWもひとつもすごくないし。極論言ってしまえば、やりたいことをやってるだけの話で、それが受け入れられてるからブラフマンなのであって、うちら受け入れられてないからIdol Punchなのであって…。ただ、それだけ。趣味嗜好のレベルが違うだけなんだよ。でも、やろうとしてることは、俺らお互い言わずもがな分かり合ってて、だから話し合わなくてもいい。 TOSHI-LOW 好きなことやってる人が好きですね。難しいんですけど。それだったら、嫌なことがあっても、ちゃんと責任とれるんです。 Racco 俺らより10も15も年上の先輩のバンドマンは、いまだにヒモ生活しながらハードコアやってる人もいるけど、頭上がらないもんな。話変わるけど、今日岡山でライブやってよかったでしょ。 TOSHI-LOW よかったよ。ホントによかったよ。ライブって自分たちだけで作るもんじゃないから、その場所だったり、そこにいるお客さんだったりに左右されると思うんです。でも、今日は、メンバー一致でよかったって思ってるはず。 ONZO へぇぇ。岡山の何がよかったんでしょうか。 Racco それをね、岡山の人が言ったらダメだよ。「いいでしょ」って。 ONZO そうですね。 Racco 広島ありきで岡山に寄ってくれるバンドも多いんだけど、割と岡山を楽しんでくれてるバンドもいるんだよね。 TOSHI-LOW なんか岡山のお客さんって、「また岡山に来てくださいね」って言ってくるお客さんが多いんですよ。広島の人は、「また広島に来てくださいね」って言わないじゃないですか。 ONZO 確かに、私もさっきマネージャーさんに言いました。じゃないと、岡山をハズされそうな気がするんですよ。 TOSHI-LOW いや、でもそうなんだろうなって思います。今日、ライブが終わったあと話した人、みんなが言うんだよ。何十人も同じコメント言うのって、すげえなって。よっぽど岡山ってスルーされるんだろうなって(笑)。 ONZO 岡山って微妙なところなんですよね。頑張れば来てもらえるギリギリのところで。 TOSHI-LOW 神戸から広島に飛んじゃうんだろうね。俺らの音楽こそ、目の前でやらないとよさを分かってもらえないから、できる限りいろんなところ行きたいと思ってます。 ONZO そうそう、今度、広島のイベントに出演されるんですよね?(※4月13日に行われたイベント。サイトUP時には終了) 一緒に出演するCaravanさんも、岡山を大好きって言ってくださってるんですよ。 TOSHI-LOW じゃぁ、僕ら広島派に回ります(笑)。 Racco じゃぁ、広島で『RACCOS BURGER』するわ(笑)。 ONZO それならそれでいいです。私も広島のタウン情報に移りますし(笑)。 Racco 「今後、一緒におもしろいことをやる予定は?」とのことですが…。 TOSHI-LOW それ、さっき言ったよ。ループしてんじゃん。 ONZO あとは…、OAUは近々リリースがあるんですよね。 TOSHI-LOW はい。5月16日(水)にミニアルバム『all the way』を。あと、ブラフマンは4月4日に『Handan’s Pillow/逆光』を出します。そのレコーディングを今年の前半にやってたんで、2月に誘われても出れなかった。 Racco 「2マンやってもいいけど、シークレットで」って言われて。シークレットだったら、うちのワンマンじゃんって(笑)。 TOSHI-LOW だって不安じゃないですか。レコーディング中のライブなんか、絶対いいわけないんだから。無理。負けます、ジロウちゃんに。でも、「正装」はおもしろかったけどね。だって客が全員背広とかで。 Racco お客さんがノーネクタイだったら、帰らしたもん。 TOSHI-LOW え、帰らせたりしたの? Racco ジロウ、帰らせただろ? ジロウ …。 Racco もう呼んでも振り向いてもくれない。 ジロウ あ、買いに行ってもらいました。 Racco ネクタイを買いに行ってもらったり。 TOSHI-LOW でもさ、正装じゃなきゃ入れないって言ってるのに、正装で来ないってどういうことなんだろうね。 Racco 正装の意味を『SHELTER』にずっと問い合わせてる人がいっぱいいたみたいで。 TOSHI-LOW 正装って言われたら、普通分かりますよね? ONZO ですよね。岡山では、その「正装ナイト」ってやらないんですか? Racco うん。うちのおもしろイベントは、『SHELTER』でやるのがいい。『ロフト』でもなくて、大バコでもなくて、『下北沢 SHELTER』っていうのが、俺が一番ライブでやりたいことをやれるから。 ONZO へぇ、見てみたいな。 TOSHI-LOW 「パン一ナイト」に行けばいいじゃないですか。 ONZO え、だって女の子は入れないんじゃないですか? TOSHI-LOW 入れるんでしょ? Racco 全然入れる。パンツ一枚だったら女子でも入れる。 ONZO はぁ。 TOSHI-LOW そういや「パン一ナイト」って最近やったんだっけ? Racco やったよ。ソールドアウトまではいってないけど、結構反響あって。毎回来る人が50~60人くらい増えてるからね。パンツが足りないもん。 ONZO え、パンツは支給されるんですか? Racco パンツはプレゼントしてる。だから、割とギリギリ採算合わせてる感じで。 ONZO じゃぁ、TOSHI-LOWさんが「パン一ナイト」を見に行こうってなったら…。 Racco TOSHI-LOWとか、普通にやっちゃうからおもしろくないよ。 TOSHI-LOW 全然問題ないですよ。 Racco 次OAUとやるときも、何かおもしろいことを。 ONZO ホント、岡山でぜひ。 TOSHI-LOW 大丈夫ですか? 俺ら岡山の風土に合ってますか? ONZO 合わせていきます、岡山を。 TOSHI-LOW 勝手に変えちゃっていいんですか?(笑) Racco まぁ、次はもっと早くから告知して、余裕をもってやってもいいかもね。 TOSHI-LOW そのときは、ドルパンもアコースティックで。 Racco ライブが終わったら、料理が出るようにしてもいいかも。 TOSHI-LOW ディナーショー的な? チケット2万5000円~とか(笑)。じゃぁ、コロッケ呼ぼうよ。 Racco その日にしかないようなライブをできたら、県外からもお客さん来ると思うけどなぁ…。ブラフマンがIdol Punchの曲しかやらない、Idol Punchがブラフマンの曲しかやらない、とか。 TOSHI-LOW それ、すげぇなぁ。まぁ、無理やり曲の長さをのばすけどな。歌メロとかちゃんとつけて。日本語とかにするんでしょ(笑)。 Racco TOSHI-LOWは、さっきも言ったけど、すごくないから結構ノッてくるんだよ。 TOSHI-LOW 拒否する理由ないですから。でもさぁ、OAUとIdol Punchが曲変えたら、バイオリン弾くとこないだろうな。 ONZO OAUになれます(笑)? Racco なれるよ~。 TOSHI-LOW MARTINが全身網タイツを履くところから始まって、本場のラップを見せますから(笑)。 ONZO まだまだネタありますね~。 TOSHI-LOW でも、「VIOLENT POPS」はネタ詰まりしてるっぽいけど…。OAUも何をフラれることか…。 ONZO なんだか今日の「RACCOS対談」は話し込み系ですね。 TOSHI-LOW そうなの? これくらいで? 普段何を話してるんですか(笑)? 普段どれだけ軽い会話なんですか(笑)? Racco 多分、今日白川(ONZOスタッフ)がいるから割と軸がしっかりしてるけど。 ONZO そう、普段私は入らないんですよ。入らないほうが、やっぱよかったかなぁ…。 Racco もう、大体話は聞いたんじゃない? 文字数にしたら、相当だよ。 ONZO そうですよね。なんかこの対談通して、次回のOAU×Idol Punchのイベントが実現する気がしてきました。 Racco ブラフマンはリリースがあるから、タイミング的にはブラフマンが先になるかも。 TOSHI-LOW あ、もう決定してるの? Racco 決定してるよ。 TOSHI-LOW まぁ、こんな感じで勝手にスケジュールを決められてることも多いんで(笑)。 ONZO こんな感じでいつもライブが決まるんですか? TOSHI-LOW はい、ノリで。 ONZO メジャーのバンドでも、ノリで決まることがあるんですね。 Racco メジャーとかインディーとか、やってる本人は全然気にしてなくて。 TOSHI-LOW 流通の違いだけのはずだからね。でも、メジャーになったから岡山に行かなくなったっていうバンドがあれば、まぁ、アホっすよね。 Racco そういうバンドがいるのも事実だけど、そういうバンドはそこまでだよ。 TOSHI-LOW まぁ、でもIdol Punchはインディーだから、一緒にライブやるのは嫌ですけど(笑)。僕らもメジャーに行って変わってしまった方なんで。って!? メジャーに行って変わるってどういうことなんだよ(笑)。 Racco 俺、ブラフマンがメジャーからCD出したって知らなかったからね。 TOSHI-LOW すごい。業界の話まできたね。次は、Idol Punchのネット配信の話をしましょうか。でも、配信しても1分くらいで終わっちゃうね。試聴で全部聴けちゃうじゃん(笑)。それにしても、改めてRaccoとしゃべるっていうのも嫌ですね。「RACCOS対談」って(笑)。 ONZO 「RACCOS対談」、もう固定ファンが結構いるんですよ。 TOSHI-LOW 変わった人がいますねぇ(笑)。 ONZO じゃぁ、次回はブラフマンのTOSHI-LOWさんでお願いしますね。 TOSHI-LOW 何も変わらないけど…、キャラ作りからしたらいいですか? Racco 次回はやたらお互いを「すごい」って言い合ってて。 TOSHI-LOW なんかこういう会話、自然でいいですね。下北の朝4時くらいの感じが一番ベスト。だけど、結構本音だっていう。厳しいこともさらっと言えてしまう。 Racco 下北の朝4時は、ジロウが「Idol Punchを辞めます」って言ったくらいだぜ。感極まり過ぎて。 全員 (大爆笑) |
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| 『RaccoS BURGER』 岡山市磨屋町5-19 [Tel]086-221-5351 [営]10:00~24:00 [休]不定 [席]18席 [P]なし [地図] |
