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Raccos Burger対談

SAKEROCK×キセル 2007/1/26@ルネスホール

SAKEROCK×キセル 2007/1/26@ルネスホール

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SAKEROCKとキセル。
だって、岡山でSAKEROCKとキセルですよ!
私がアガるライブはだいたい少人数制で催されることが多いのだけど、
チケットの売れ行きは、予想を反して(失礼!)大反響。
当日の会場・ルネスホールは、ライブを前にちょっと浮き足立ったお客さんで
いい感じにいっぱいだった。

まずは、キセルから。
彼ら兄弟ユニットは、昨年の夏に「真夏の夜の夢」という
野外イベントで初岡山ライブを果たして以来、2回目のライブ。
わずか半年でやってきてくれるとは!

1曲目の『近未来』は青い照明で始まった。
この深い青さが余りにもキセルの世界によく似合う。
と、同時に「真夏の夜の夢」で同じく青いライトを浴びながら
演奏していた彼らの姿が鮮烈に蘇ってきた。

『ハナレバナレ』では、完全にルネスホールをキセルマジックが覆う。
もともと天井が高いホールなんだけど、
このときはそれが、どこまでも高く感じたなぁ。
私は上を見上げて、何かを見つめながら、彼らの曲に聴き入った。

4曲目にやった新曲もよかったな。
『町医者』ではSAKEROCKのドラム・伊藤大地くんが参加。
シンプルなギター2本の世界もいいけれど、ここでグッと世界が広がる。
その瞬間頬が緩んで、目元が熱くなったのは私だけじゃないはず。
私、この兄弟が、どの兄弟よりも一番好きかもしれない、そう思った瞬間。
(あとで考えたら、THEピーズのはるくんとトモフスキーのトモくん兄弟、
キリンジ兄弟もハズせないって思い出したんだけど…。)

あ、キセルでこんなに力入れて書いてたら、レポ終わりませんね。
「夏前にはアルバムを出すので、そのときはまた岡山に来たいです」。
そう言ってたから、続きはそのときのレポで…。

キセルが終わり、ロビーでちょっと休憩をとっていたら、会場からざわめきが。
ヤバイ!乗り遅れたと、中に入ると、SAKEROCKの面々、
ステージ上のバルコニー風の場所で
スポットライトを浴びながら円陣を組んでいる…。
「このライブ、やっぱりおもしろそう!」。そんな期待が一気に駆け巡る。

アルバム『Songs of Instrumental』のジャケット同様の
白いスーツに身を包んだメンバーたち。
アルバム1曲目を飾り多くの人の心を動かしたに違いない
『インストバンドの唄』で幕を明ける。
といっても、マイクをとるのは、田中馨、伊藤大地、そしてハマケンこと浜野謙太の3人。
棒読み風に歌い上げてて、笑っていいのか、いけないのか…。
いや、やっぱ笑えます!

そんな予想外のスタートを切ったステージは、
ハマケンの多彩な表情とともに展開していく。
お待ちかねのデタラメ・スキャットも大放出。
MCも岡山のお客さんとなかなか噛み合っている模様。
飛んでくる男性のヤジも、なんかイイ感じ。
といっても、決してふざけてるだけのバンドに思えないのが
SAKEROCKの不思議なところ。
そんな子どものような無邪気な表情を見せたかと思えば、
ハマケン、一転して超マジメな顔でトロンボーンのグッとくる旋律を聴かせる。

田中くんのベースや伊藤くんのドラムは見惚れるほどに上手いし、
星野くんは、特に『エイトメロディーズ』のときの気合がすごかったな。
この曲では、ハマケンのソロもバッチリ決まってた。
「ユルい音楽」っていうイメージもあるSAKEROCKの音楽だけど、
ここまでビシッと見せられちゃうと、
私はどんな激しいロックンロールのライブよりも、
熱さを感じずにいられなかった。

音楽に対してものすごくマジメに向かい合っているんだけど、
それを、まるで「気さくな友だち」のように、
肩の力が抜けた感じで提示してくれる。
こういう絶妙なバランス感は彼らならではだろうし、
開演前に「このバンド、こんなに人気あったっけなぁ?」って思ってた
私の謎も解けていく気がした。

アンコールには、レーベルメイトのキセルが再びステージに登場。
「あんまりしゃべったことない人が来ると、急にしゃべらなくなるなぁ」と
星野くんからツッコミが入るほどに、ハマケンがおとなしくなる(笑)。
どの程度親交があるのかは知らないけれど、
そのあとにやった『スーダラ節』や『生活』は
それぞれの世界が見事にシンクロしてたなぁ。

よく分からない表現かもしれないけど、
音から新しい生命がポンポンと弾けるように生まれてたというか。
なんとなくシャボン玉に近い感じ?
もうすぐ終わるだろうステージにちょっとした寂しさを感じながら、
その生命の息吹を全身で受け止めてました。

ラストは『信長』。
「ちょうそかべもとちか♪チャン、チャン♪」。
こういう訳わかんないフレーズは、私の体に染み付きやすい。
ライブ後もついつい口ずさんでしまったけど、他人が聞いたら引くよね!?

そして、この曲のときだったかな?
ハマケンがみんなをしゃがませて、一気にジャンプさせるの。
『RACCOS BURGER』対談で伊藤くんも言ってたけど、
このときの様子が、なんかあり得なかった。
こじゃれた子からオッサンまで。
箸が転げてもおかしい年頃の高校生みたいに、
みんなが満面の笑みでジャンプしてはしゃいでる。

ジーンとさせられて、思いっきり笑顔にさせられて、そして大爆笑。
SAKEROCK、最高です。
キセルも最高です。
あのときのステキな空気は、1カ月経つ今も、
まだまだ皮膚が覚えてる感じです。

(スタッフ・白川久美)

RACCOS BURGER対談はこちら

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