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ちょっと「映」はなし

羽住英一郎監督

1967年生まれ、千葉県出身。『Antique 西洋骨董洋菓子店』(01)、『ホーム&アウェイ』(02)など数多くのテレビドラマの演出を務めたのち、2004年に『海猿 ウミザル』で劇場映画監督デビュー。本作は、『逆境ナイン』(05)、『LIMIT OF LOVE 海猿』(06)に続く4作目となる。

サムネイル:羽住英一郎監督

---好きな映画は?

 自分の作品も含めていいなら、『銀色のシーズン』(笑)。

---最新作が、最高傑作(笑)。

 そうですね。ほかで挙げるなら、僕の好きな「バカ」が出てくる『奇人たちの晩餐会』。おもしろいっすよね。バカの素敵さを描いてるところがいいんですよ。バカを、ただバカにするんじゃなくて、愛情を持って描いてるんです。劇中、電車の中でバカを見つけるシーンがあるんですよ。あのときの、「こいつバカだぁ」「見つけたぁ」っていう、うれしそうな表情、大好きですね。この監督、バカがスキなんだろうなーって。

---もう1本、挙げるとしたら?

 全然違う作品ですけど、『第三の男』ですね。

---どこがいいんですか?

 完璧なところ。あれは、誰が観ても楽しめると思いますよ。映画のすべてがあるような気がします。ストーリーの展開もおもしろいし、謎があるし、ドキドキハラハラさせてくれるし、意外な展開もあるし。映像も音楽も芝居も…ほんと、すべてがいいんです。

---そういうのは、参考にしたりするんですか?

 いやぁ、参考にはしないですね。僕は、テクニック的なところより、ドキドキワクワクっていう感情を動かすことが好きなんで、自分の映画を撮るときは、そこをいつも心がけてますね。