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【ブログ】HELLO MOVIES

2009.09.24

『カムイ外伝』舞台挨拶に行ってきました!

シルバーウィークの真っ只中、土曜日から公開されたばかりの『カムイ外伝』の舞台挨拶に行ってきました。

http://www.vis-a-vis.co.jp/screen/review/post_624.php

http://www.vis-a-vis.co.jp/screen/hellomovies/post_627.php

崔洋一監督のインタビューは、『タウン情報おかやま』9月号に掲載されております。

さて、舞台挨拶に登場したのは、主演の松山ケンイチ氏と、崔洋一監督。これは、チケットの予約は肉薄したことでしょう。実際、今日もロビーで、「今日、ここに松山ケンイチさんが来てるって本当ですか? 今からチケット買えないんですか?」と聞いていた女性がいました。

一方、チケットをゲットできたラッキーなお客さんったいは、会場に入るなり「(舞台と自分との距離が)近い!」と興奮気味。音楽アーティストや舞台役者は、ライブや舞台に行けば会えるけど、映画俳優にはなかなか会えませんもんね。この機会、かなりレア。

松竹のイケメンスタッフによる前説が「では、そろそろ登場していただきましょう」という言葉に入る頃には、全員入り口の通路に釘付け。その期待に満ちたたくさんの表情は、忘れられません。

果たして、2人が会場に現れた瞬間の「キャー!!」という歓声も記憶と鼓膜にこにびりつきました。

スクリーン下に立つ2人。ふと観客席に目をやると、シートの背もたれから、完全に背中が離れて前のめりの皆さま。分かります、その気持ち。

以前、「DMC(デトロイト・メタル・シティ)」の舞台挨拶で来岡した際の松山氏は、作品柄かノリ重視のトークでしたが、今回はなんだか大人な雰囲気。

でも、監督とともに、そこかしこに笑いもちりばめながらの数分間。松山氏が、ときどきなまるのも、チャーミングでありました。

トークも終了して劇場を出るときに、客席に向かって監督が「力をください!」と叫ばれたのが印象的でした。

さて、今日はこの舞台挨拶の模様を、ほぼ完全版の形でお伝えいたします。舞台挨拶に行けた人は、その記憶をかみしめつつ、行けなかった人は想像力をフルに発揮しながらお楽しみください。

映画『カムイ外伝』を観れば、このレポートをさらに楽しめることは間違いありません。

では、どうぞー!

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松山 こんちは。今日はようこそ、支配人になりかわって、御礼申し上げます。ありがとう!

監督 すごい熱気です。燃えてるね、岡山。

(松山を紹介して)『カムイ外伝』カムイ役、松山ケンイチです。

松山 (監督を紹介して)この映画のメガホンを取られました崔洋一監督です。

監督 (着用しているTシャツのロゴを見せながら)「カムイ一筋」です。

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松山 僕もです。いやぁ、(このキャンペーンも)もう結構な回数ですよね。ここで、17カ所目ですか? 相当なスケジュールなんですけど、皆さんからパワーをもらって、ピンピンしてるんですよね。

監督 今日、四国から岡山に入ってきて、今日の夜は札幌ですからね。

でも本当に、「パワー・トゥ・ザ・ピープル」ですよ。皆さんの力が僕らのエネルギーになるし、また『カムイ外伝』が皆さんのエネルギーになってくれれば、私も松山にも喜びです。

いろんな意味で苦難苦闘の時期もありましたけど、「今日」を迎えるために、こんなふうに(皆さんに)会えるために2人ともがんばってきました。

<会場から拍手>

監督 去年ケンイチも、『DMC(デトロイト・メタル・シティ)』で「トロント映画祭」に行ってきたけど、今年は私が『カムイ外伝』を持って行ってきました。すごいんですよ、お客様のエネルギーが。

この映画には、いろんな術が出てきます。そりゃそうだよね、忍者だもんね。(その術を見たときのお客さんの)反応がおもしろいんですよ。緊張するようなシーンで笑ったり、反応を体で表現するわけ。「おー!」みたいに(のけぞる格好をしながら)。

自分が術をやってるみたいに。自分にとっての『カムイ外伝』に真正面から向き合ってるみたいなね。そういうところが、すごく気持ちよかった。そのときも、すごくパワーをもらったなと思いましたね。

松山 僕も去年行ったとき、そうでしたね。すっごい楽しんでくれてて。映画を観る上で、「料金の分は取ってかえるぜ」っていうふうに、貪欲にお客さんが楽しもうとしてくれてるんですよ。それが、本当にいいなって思いました。

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監督 僕は映画監督ですから、映画を作ることで「自分の居場所」を見つけようとしてるんですが、まぁ、居場所を見つけるために映画を撮ってるのかもしれません。

この『カムイ外伝』に秘めた気持ち、心情としてはですね…自分の拠って立っている場所がはっきり見えているときもあれば、見えなくなるときもあるんですね。そういうときに、このカムイの孤独な闘いが重ねるんです。

ケンイチが演じたカムイは本当に強いんですね。だけども、その強さの底には優しさ、その優しさを支える「完璧ではない弱さ」も兼ね備えている。つまり、全然完璧じゃないんですよ。完璧じゃないからこそ、人と人とのつながりがすごく魅力的なんだろうなと思えるんですね。

皆さんに観ていただいて、作り手と受け手の皆さんが遮断されるんじゃなくて、どこかで同じような意識を持てたらとてもうれしいんです。『カムイ外伝』のそばに横たわっているテーマのようなものを、今日皆さんと共有できれば一番うれしいです。(松山に向かって)散々、苦労をかけましたが。

松山 いやいや、僕も皆さんの中に『カムイ外伝』という作品が残ってくれれば幸せです。それで、この仕事が完成されると思うので。(劇中で)カムイはたくさん攻撃されるんですね。僕のマネージャーはもう3回くらい観てるんですけど、同じシーンで思わず体をよけてるんですよ(笑)。敵の攻撃をかわしちゃってるんです。そういう楽しみ方もね。

監督 (ケンイチには)1年くらい訓練してもらったんですけど、今の彼なら、そこの階段から駆け下りてきて、ここで回転、その力で横走りできますよ。

<観客から『やってー!』の声>

松山 やりません(笑)。

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監督 その横走り、期待して観てみてください。出てきません(笑)。

でも、アクション監督から訓練の報告を受けてビデオ映像を観たんですが、ケンイチの横走りが本当にかっこよかったんです。これは本当です。映画監督は概ねうそつきですが、これは本当です。

彼が横走りしてきて回転して、刀を構えた姿を観た瞬間、「勝ったな」と思えました。僕がやったんじゃないんですけどね(笑)。

松山 結構、いろんな訓練させてもらったんですよ。カムイは、逃げてきた「抜け忍」なので、すごく野生的な部分があるんですね。山の薪を利用して人を攻撃したり、隠れたり。だから、典型的な忍者の動きはカムイに似合わないなと思って、走り方とか佇まいとか、あと刀の扱い方とか構え方とか、そういうのは訓練の時点からアクション監督と一緒にコミュニケーションを取りながら作っていきました。中でも、手裏剣術。僕が訓練した手裏剣は、普通の十字手裏剣ではなくて棒手裏剣と呼ばれるもので。棒手裏剣の師範の方がいて、その方から、「本当に、よく刺さるね」って言われて。最後の日に、「これ、受け取ってよ」って言われてもらったのが、「手裏剣術 初段」認定の賞状だったんです。

その成果を披露したいところなんですが、今ここに棒手裏剣がないので。

ただ、僕自身が棒手裏剣を投げるシーンは、一切なかったというエピソードでした(笑)。

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監督 申し訳ありません、私が言いました「君は、投げなくていい」と。

松山 使ってない部分も含めて、本当にいろんな訓練をさせてもらいました。殺陣もワイヤーの部分も、初めてなんですけど、自分の納得いく満足できる仕事はできたんじゃないかなと思ってます。

監督 そろそろ時間になってしまいました。

<客席から「え~!」との声>

監督 老いも若きも、男も女も、この映画の中でカムイになってもらって、カムイの体の中に入ってもらって、この物語の展開を引っ張っていってほしいし、楽しんでほしいと思います。

松山 この作品は、「トロント映画祭」でもすごく好評だったみたいで。日本の時代劇映画が海外の人たちに観てもらえるのは素晴らしいことだと思います。そして、この『カムイ外伝』は日本を代表する作品だと、僕は思っています。日本の人だけじゃなく、世界中の人たちにも観ていただきたいと思うし、それだけ普遍的なテーマ、メッセージが込められています。日本で40年前に生まれた原作。「なぜ、40年経った今、映画化されるのか」というのには、必ず意味があるからだと思っています。

観ていただいた方が、本当に「意味がある」と思ってくれたら幸せです。

今日は、積極的に楽しんで行ってください。ありがとうございました。

監督 どうもありがとうございました。

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<記念撮影>

東京からの距離「1807km」が書かれたシートを持って、劇場をバックに記念撮影!

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この記事へのコメント

私もMOVIX倉敷でのカムイ外伝舞台挨拶に参加してました~。
でもあの時は何だか興奮して頭真っ白で・・・
松ケンや監督が何を言っているのか全然覚えて無くて・・・
あっと言う間に終わった感があったのですが、こちらの詳しいレポを読ませて貰って
あ~そうだった!そうだった!!って思い出しました♪
ありがとうございました~。

前回のDMCの時はお客さんがみんな緊張してて堅かったけど、今回のカムイの舞台挨拶ではビックリする程岡山盛り上がりましたよね。
凄い楽しかったし嬉しかったです。

posted by かずみ | 2009年09月29日 00:19

かずみさん、いらっしゃったんですね!
興奮して頭が真っ白。分かります、その感覚。
私はインタビューのあと、テープおこしをしながら、「あぁ、こんなことも話してくれてる! もっと、こんな質問をすればよかった」と思うこと多いです。
松山さん、役者として第一線を走っている今も、地方のキャンペーンに精力的に回る姿勢、すごいと思います。
映画や演技を愛してるんでしょうね。
映画ファンとしては、支持したくなっちゃいます。

posted by おふみ | 2009年09月29日 00:53

初めて書き込ませていただきます。

わぁ~これすごいですね(゚O゚)!
完全版ぢゃないですか!!

実は私も上の方と同じで、行ったはいいけどいざ憧れの松山さんを前にして頭が真っ白になってしまって記憶が残ってなかったです。
だからこれを読ませていただけて良かったです!

しかも私の場合緊張してほとんど前を見れなかったので写真まで載せていただけて嬉しいです!

ありがとうございました。

posted by まっち | 2009年09月30日 22:43

まっちさん。
緊張して前を見れないなんて、本当に好きなんですね。
ちょっと落ち着いた大人の雰囲気がステキオーラを放っておりました。
「カムイ外伝」の感想、お友達にたくさん話してくださいませ。

posted by おふみ | 2009年10月01日 09:20

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