待ちに待ったこの作品。やっと観ました。ようこそ、岡山の劇場に。
ニック・ホーンビィ絡みの作品ですから、観ないわけにはいきません。
とはいうものの、これは実話。イギリスのジャーナリスト、リン・バーバーの自叙伝を映画化したもの。
ということは、ニック色がどこまで出ているんだろう…と。
注目は、男の描き方です。大丈夫でした。ちゃんと、情けなかったです。いつもと違って、脇を固める形でしたが、「憧れの大人の男」に終始していないところがいい。
この作品、主演のキャリー・マリガンがアカデミーでノミネートされていましたが、彼女だけじゃなく、周囲の人たちをすごく丁寧に描いてます。そのキメの細かさは『ジュノ』を思い出しました。
17歳だからこその輝き、17歳だからこその愚かさ。それを支える大人たち。彼ら自身も、うろたえながら腹を立てながら迷いながら生きているんだと伝わってきます。それが伝わるのは、自叙伝を書いたバーバーが理解しているからにほかならず。
ラストが、なんだかちょっと物足りない感じがしたけど、「このあと、彼女がジャーナリストとして輝いていくんんだ」と思うと納得なのです。
ピーター・サースガードが演じた相手役の男性デイヴィッドを主役にしたスピンオフも観てみたい。…と思うのは、私だけかも。