この映画のエキストラ、半端ない仕事してます。
「はい、そこ、声を出さないで楽しく話してるふりしといてね~」なんてレベルのエキストラじゃありません。
地下鉄ホームに流れ込む激流に飲み込まれ、流され、ひっくり返り…。本気です。本気で風景になってます。
しかも、ものすごい大掛かりな演出での撮影。自分のせいでNGなんてあり得ません。いやぁ、現場はさぞかし緊迫していたことでしょう。
って、エキストラの物語ではありません。パニック映画にして、ヒューマンドラマです。
前半、前述のパニック映像がこれでもかと続きます。「すげぇ。すげぇけど、このまま終わってしまうの?」と思っていると、ラスト1/3くらいからヒューマンドラマの部分が色濃くなってきます。
パニックを描いている過程でインサートされてきた、登場人物の「事情」がここから急に効いてくるわけです。タイトルにもなっている、「生存者がいます」という意味の「252」という暗号が「聞こえてくる瞬間」「伝わった瞬間」が、物語を転がしてくれてます。
しかし、個人的に一番見てほしいのは、内野聖陽の演技。かなり斬新です。この映画の監督・水田伸生は、内野聖陽の新しい使い方を見せてくれてます。ギリギリまで攻めてます。
「太陽にほえろ!」を思わせるような熱い芝居。しかも、アップ率高し。そういえば水田監督、「舞妓haaaaaan!!!!!!」の監督なんですよね。ってことで、確信しました。監督は、攻めてます。
内野氏の演技、ぜひ観てください。