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試写会&新作レビュー

2009.02.13

「ダウト あるカトリック学校で」

まいった! カトリック学校を舞台にした映画で、こんなに人間くさいドラマが観られるとは!

神父が生徒に「不適切な行為をしたのではないか」という疑惑を軸に、人々が動かされる。

タイトルどおり、確かなのは「疑い」のみ。証拠はなし。

そんな状況の中、「確信」とか「神」とか「告解」といった言葉が飛び交うわけです。

疑いをかけるのは、厳格な校長を演じるメリル・ストリープ。疑いをかけられるのは、自由に柔軟な神父を演じるフィリップ・シーモア・ホフマン。

この2人が終盤に言い争うシーンは、演技バトルと言っていいほど見応えあり。

彼らが自分の考えと信仰を主張すればするほど、それらを見失った言動が隠せなくなっていく。それが拮抗する緊迫感が、この映画のクライマックス。

いったい、どちらが神に近いのか。

いったい、どちらがしたたかなのか。

表現が不適切かもしれませんが、ものすごくおもしろい!

この映画、もともとは舞台とのこと。確かに、これを舞台で観たらすごいだろうなー。

でも、本作同様、力のある役者じゃないと成立しないでしょう。

秀逸な脚本と名優がそろった傑作であることは確か。

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