岡山の精神科クリニック「こらーる岡山」で撮影された映画「精神」を、昨日観てきました。
「選挙」に続く、想田和弘監督の「観察映画」第2弾。
精神科の患者さんを、カメラを通して観察する2時間強。
正直、観る前は、自分がある種のダメージを受けるんじゃないかと思ってました。
が、実際はそうではなくて、不思議なことに「自分を観察する」結果となりました。
この映画一本を観ていく過程で、自分が変化していることに気付くんです。
例えば、スクリーンの中で「死にたい」とくり返す人を見て、最初は「なんで、そんなに死にたいんだろう」と思ってたのが、後半では逆に、「なんで私は、今ちゃんと立ってられるんだろう」と思えてくる。
健常者と精神疾患の患者、「どっちがどれだけおかしい」という観点がつまらないものに思えてくるっていうか…。全然、別世界じゃないっていうか…。
それでも、ラストの終わらせ方に、また「問われる」んです。
観てほしいので詳しくは書きませんが、きっと、観る人によって感じ方が違うんじゃないかと思います。
岡山で問われる、世界の普遍的なこと。
ぜひ、岡山の劇場で確かめてください。
公開は、「シネマ・クレール丸の内」で7月予定。