業務試写で観てきました「カムイ外伝」。
感想は、「崔洋一監督、本質で勝負してるなー」って感じです。
誤解を恐れないで言うなら、「全体的にこびてない」ところがかっこいい。
なんていうか、正直、もっとステレオタイプのアクション映画だと思ってました。
かっちょいい音楽をバンバン載せて、アップの映像を多様して…みたいな。
ところがどっこい、音楽はギリギリまでそぎ落としていて、その分「息遣い」や「水中の静けさ」といった「音楽じゃない音」に高揚させられるっていうか。
物語の展開も、「盛り上げていくぜ!」というよりも、シンプルにカムイの「戦いの人生」を見せてくれているという印象。
もちろん、アクションもすごいんですよ。ピュンピュン飛ぶし、くるくる回るし、矢は突き刺さりまくるし、頭から墜落するし。
矢や剣はすごい勢いで飛んでくるし。先端恐怖症の人は、極上のスリルを味わうことができます。
松山ケンイチ、腰の位置を上下させない走り方がうまい!
小雪も戦っているシーンでは、女に見えない瞬間のほうが多かったし。
伊藤英明は、この作品で新たな魅力を開花させている気がします。ラストの…ネタばれになるので言えませんが、「彼のラストのシーン」は見応えあります。
ある意味、彼が演じた不動という男の生き様が、そのシーンに集約されている…と思います。
あと、この話、備中松山が舞台。岡山県人としては方言が気になるところですが、本作の方言は、かなり完成度が高いです。役者さん、すごいなぁと。
公開はまだちょっと先ですが、楽しみにしていてくださいませ。