めちゃ楽しみにしていた「かいじゅうたちのいるところ」。
なんたって、スパイク・ジョーンズ7年ぶりの監督作品ですから。
原作はモーリス・センダックの同名絵本。絵本の世界を、どう実写で映像化するのか…という期待と不安。
結果、ストーリーはかなり忠実。映像は、キュートなファンタジー。でも、かいじゅうたちの世界には、「もしかしたら、こういう島、あるかも」と思わせる妙なリアル感が。このあたりが、「マルコヴィッチの穴」を世に送り出したスパイク・ジョーンズの「虚実の妙」なのだなー。
子どもの目線で描いた…というよりも、「そういえば、大人は、もともと子どもだったんだ」と思い出させてくれる感じ。もっと言うと、自分の環境に重ねて観てしまうのです。
「かいじゅう」が意味するものって…。自分の中の「かいじゅう」って…。
そんなふうに、ファンタジーと現実を魂が行ったりきたりする感覚を楽しめます。
にしても、かいじゅうたちの演技がすばらしい!! 目線の動かし方とか、肩の落とし方とか、「下手な役者よりうまいじゃん!」と。
調べると、かいじゅうの表情は後からCGで作ったものだけど、声優たちがセリフをアフレコしたときの映像を参考にしたのだとか。どうりで!
私が一番好きだったかいじゅうは、「アレクサンダー」。演じていた役者を調べるとポール・ダノ! 「リトル・ミス・サンシャイン」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のアノ人です。ものすごくハマッてました。ナイス・キャスティング。
今日は、「かいじゅう」たちが言ったセリフを反芻しながら眠ります。
「さみしさは、どうするの?」
キューン。