1. WEBタウン情報おかやま
  2. SCREENトップ
  3. 試写会&新作レビュー
  4. 「ラブリーボーン」

試写会&新作レビュー

2010.02. 1

「ラブリーボーン」

この作品、みんなは観る前に、どんな作品を期待して観てるんでしょうか。もしかしたら、思っていたイメージとは違う人が多いかも。

私は、この作品は「目撃ムービー」だなと感じました。「何が言いたい」という映画ではなく、この物語を目撃すればいいんだなと。

14歳の少女が殺されたら、その周囲の人たちは「こう反応するべきだ」ではなく、「こんな反応もするし、こうやって受け入れたりもする」ということを見せてくいれているんだと思う。

事件自体は、とてつもなく残酷で悲惨。その展開もサスペンス色が強く心拍数が上げられる。でも、終始、根底を温かいものが流れている感じがするのです。

劇中、「美しい(beautiful)」という言葉が何度か使われるのですが、最後に「私が死んだ後、美しい骨が残された」のときには、「lovely」という言葉が使われている。

前半は、登場人物全員に「主人公の死」を感じさせるのに、ラストでは、彼女が「生きていた」ことを実感させてくれる。

ここに、「温度のある美しさ」を見つけることができる。

こういう「期待を心地よく裏切ってくれる」作品、ひとりでも多くの人に目撃しておいてほしいなぁ。

ありがとう、ピーター・ジャクソン。

この記事へのコメント

こんにちは、はじめまして。
ネタバレあり。

Lbのレビューを探っていたらたどりつきました^^

早速ですが

多分、大多数の観客が期待するのはクライマックスで犠牲者が集結して加害者をリンチで懲らしめ退治(柔らかい表現にしときました)。
残された人々それぞれににスージーがわかりやすいメッセージ(本人には伝わらなくても観客にはわかる的な)を残して去っていく感動のラスト!

なのでしょうね笑

あの場面では斯く言う自分もその展開を期待していましたw
ただそれではあまりにも過去の作品の焼き直しだしおそらく
原作でもそうは描かれてないんでしょうね。

金庫が沈んでいくシーンでは鳥肌がたつ喪失感と悲しみを感じましたが
スージーのやり残したことが復讐ではなかったことが嬉しかった。
(つららには少し神様はちゃんと見ている風な味付けがありましたが)

最後のセリフにもこれまで感情移入してきたことからの開放感があり
なんだかんだで涙が流れていました。

僕はこの作品が好きです笑

posted by ヒロ | 2010年02月01日 14:21

ヒロさん、コメントありがとうございます。
そうなんです、私も「この作品のことが好きだ」ということが伝えたかったんです。
>スージーのやり残したことが復讐ではなかったことが嬉しかった。
まさに! そこがすごくラブリーなんですよね。美しくて、うれしくて、温かい。

さっき、友人にもこの映画のことをメールを送ったばかりですが、「期待はずれ」ではなく、「自分がこの映画を観たら、こんな気持ちになるんだろうな」という予測を覆してくれるって感じでした。

この手の作品で共感できるのって、すごくうれしい気分になれます。

posted by おふみ | 2010年02月01日 23:51

コメントの投稿

いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。
承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。

:(スタイル用のHTMLタグが使えます)