メリル・ストリープ、またまた七変化。この作品で、「何をやらせてもおもしろい女優」の勲章をさらに印象付けました。
演じるのは、1940年代にフランスで暮らすアメリカ人主婦ジュリア。時間つぶしのつもりで始めた料理にのめり込んで…。
この役は、誰にでも好かれる気さくな女性。このキャラを、メリルは「上品なハイテンション」に設定。彼女がスクリーンに現れるだけで、持ってかれるんですよねー。「あぁ、こういう人だったんだろうな」と。
あ、これ実話がベースです。
一方、パラレルで描かれるのが、ジュリアが出版した料理本のレシピをすべて作って、そのプロセスをブログにアップする「現在」に生きる女性ジュリー。
この気持ち、すごく共感できるんです。なぜなら、私も同じようなことをやったことがあるから。私の場合は、「赤毛のアン」に出てくる料理のレシピを紹介した分厚い本を買って、その料理を作ってました。
劇中、ジュリーは「料理をしているとき、ジュリアがそばにいると感じられる。だから、作れる」と言います。これも、共感。私も、自分がアン・シャーリーやマリラのつもりで作ってましたから。
何が言いたいかというと、「料理を作る」だけではなく、その行為を通してその人の思いを感じているということ。だから、違う時代で、似たような状況になったときに影響が生まれてくる。ジュリーがジュリアの料理を作っていた場合と、作っていなかった場合では、きっと人生の対処の仕方が変っていたはず。
おもしろいなー。
この話、それぞれの夫の描き方も魅力的なんです。ともに、妻に理解があるんです。でも、ちゃんと人間くさい。特に、ジュリアの夫。ものすごくキュート。観終わってから気付いたのですが、この人、「ラブリーボーン」の犯人を演じたスタンリー・トゥッチ。まるで逆のキャラクターだったので、観ている間は気付けませんでした。
本作は、「めっちゃ感動しました!」とか「こういうことを学びました!」とか、そういうはっきり分かりやすい感想は生まれないかもしれませんが、じわっと前向きにさせてくれます。音なの女性には、おすすめです。
この映画、元旦に京都のTOHOシネマのプレミアムシアターで観て来ました。
テーブルがあって、足おきまであるシアターで、ミニシアター系の映画掛けるなんて、反則だよなって思いながら観ました。
大好きな女優が二人揃って出るこの作品、去年の“ダウト”は余りの暗さにひいてしまったのですが、この作品は本当に良かったです。
メリル・ストリープの魅力にはまったのは、“永遠に美しく”かな、ゴールデン・ホーンとの掛け合いにはまって、いまだに大好きな作品な一本です。
そして、エイミー・アダムス。彼女は“魔法にかけられて”ではまって以来追いかけています。前作の“サンシャイン・クリーニング”も良かったですよ。
僕は二人とも一番合うのは明るい作品だと思うので、この作品期待して観ました。期待に違わす魅力的な作品で、二人それぞれの魅力を存分に発揮してる作品です。残念なのは二人の掛け合いが無いことだけでした。
何時の日にか、エイミー・アダムスがメリル・ストリープのような幅のある素敵な女優さんになってもらえればって思ってます。