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試写会&新作レビュー

2010.02.28

「ボーイズ・オン・ザ・ラン」

これも個人的期待作だったのですが、予想よりよかった! 

前半は、「あぁ、このままモテない男のエッチな恋で終わるのかなー」と思うのですが、それだけに終わらず。

むしろ、そこからの「男成長記録」のほうに体が熱くなるのです。

主演の峯田和伸が、サエない会社員にハマリ役なのは、これまでの出演作で誰もが認めるところだと思いますが、本作の彼は、次のステージに行ってます。

もちろん、男子ならではの情けない性的衝動はキュートに演じております。安心してください。期待していいいです。

彼女にフラれたところからのもがき方、立ち上がり方が、痛々しくも真っ直ぐで、「私は、理解してるぞ!」と応援したくなるんです。

相手役の彼女は、黒川芽衣が演じているのですが、これがまたいい仕事されてます。「しょうがない子」なんです。おばかなのに、本人は一生懸命なもんだから憎めない。その描写が1mmもブレてない!

だから、ラストの駅のホームでのシーンに大感動。あのシーンの田西(峯田くん)は、めちゃめちゃかっこよかった。

にしても、「タクシー・ドライバー」。昨日レビューを書いた「(500)日のサマー」でもそうですが、映画の引用が分かりやすい。男が闘いに臨むときには、モヒカンのデ・ニーロなんですね。

昭和の「高倉健の着流し」に近い。これは、原作どおりなのかな。監督の演出なのか?

監督といえば、三浦大輔。ポツドールの三浦さんだから、さぞかしディープに深く深く切りこんだ描写なのかと思ってましたが、案外分かりやすい展開でした。その分、峯田くんの湧き上がるリビドーを極限まで引き出すほうに力を入れた印象。

なんつっても、峯田くんが絞り出すように歌う岡村孝子には、心揺さぶられた!

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