「女の子が女の子を好きになる」。これって、分からないことじゃない。…と、女子は思うんじゃないでしょうか(公言するかどうかは別にして)。
劇中、「自分に気持ちいい人と一緒にいたい」というセリフがある。
これは、メンタルとフィジカルと両方の意味で。この映画には、その両方の質感が描かれている。
「この子は、自分のがさついた部分を、ふわふわしたもので包んでくれる」。その直感が恋愛に置き換わることは、なんの不思議もない。
ただ、この映画がガールズラブを描いているかというと、そうではない。
シンプルにいうと、タイトルどおり「少女が、自分のカケラを見つけ(ようとす)るプロセス」。
もしかしたら、それは死ぬまで見つからないかもしれない。でも、そのとき「カケラを合わせようとした感触」はリアル。
言葉で書くと理屈っぽくなりますが、この映画、気持ちいいんですよ。こういう切ない気持ちよさは、まさにそのプロセスにいる女子たちに観て感じてほしいなーと。
この手の映画では分かりやすい着地が描かれないけど、それは当然。なにしろ「過渡期」なわけですから。観たあとの「ぼんやり」した感覚こそが、プロセスの始まり。
さて、主演の2人。これが、めちゃくちゃかわいい。このブログでも大注目の満島ひかりと、中村映里子。
ヴィジュアルはもちろんですが、2人でいるところを「もっと見ていたいなー」と思わせる。映画の中の人になっている証拠ですよね。
まぁ、このかわいさのせいで、男性客が多いのもうなづけますが、やっぱり女子に観てほしい! ぜひ!!
この映画、おふみさんとと同じ回に観ましたね。正直予告編ほどのインパクトはなかったのですが、それでも悪くなかったですね。まずやっぱり満島ひかる、テレビドラマでは本当に軽い扱いだけど、映画での頑張りは特筆ものです。性別に関係なく、甘さの後に訪れる恋愛の苦みがよく描かれてる作品ですね。年齢的にこの頃感じることのない思いですが、やっぱりきついですよね。それでもやっぱり人は恋するんだよね。安藤モモコ監督次回作期待してます。