すごかった! クリストファー・ノーラン監督、この人の脳みそはどうなっているんだ!?
リワインド(巻き戻し)ムービーと言われた「メメント」を観たときは、正直「リワインドし過ぎ!」と混乱しましたが、今回は「進化してる!」と思いました。
「夢からアイデアを盗む」という、いかにも「映像化不可能」とあらゆる媒体で書かれそうなテーマを、びっくりするくらい魅力的なエンタメ作品に仕上げている。
「難解に違いない」と思って観たけど、どっこい。確かに、すべてを理解できるわけではないです。でも、ものすごいスピードで展開しているようで、「待って、今、誰の夢の中?」と考えをめぐらせる時間が与えてくれている。
「夢」と「リアル」の時間の感じ方の違いを上手に使ったスリルが、スバラシイ!
「設計した夢」に潜り込み、その中で展開されるのは「設計図どおり」とは限らない。そこに、人間臭さとドラマが入り込むスキがある。
「この感動は設計? 本物?」と頭では考えながらも、涙が出ている。これが、「本物」の証拠…。
観てない人は、何を言っているのか分かりませんよね。すいません。
この映画では、役者を役者としてきちんと使っている気がします。「夢の中にいる」リアル感を役者自身に感じさながら撮影されたのが分かるんですよね。CGで処理しそうなところも、アナログな手法で撮影されていたり。
さらに、ディカプリオも渡辺謙もマイケル・ケインもマリオン・コティアールもエレン・ペイジも、キャリアに関係なく同じ重さの存在感で迫ってくる。要するに、負けてないんですよ、誰も。
なかなか感想がまとまりませんが、観た直後、この映画のことを語りたくなります。
解明しきれなかったいくつかの謎を解きたくなるんです。友人は、すでに2回観てます。
やっぱり、もう一度観るべきかも!
鍵となる音楽にエディット・ピアフを使っているあたり、ニクイね。