アカデミーで長編ドキュメンタリー賞を受賞した『ザ・コーヴ』観てきました。
ドキュメンタリーというよりも、ドキュメンタリーの中のエンターテイメント性が評価されたのかなと感じました。
ハリウッドの最新技術を駆使しての盗撮や本人たちが「僕らは『オーシャンズ11』のように」と言っていたチームの結束力は見ごたえもあるし、最後まで食い入るように観ていたのですが、「でも、これドキュメンタリーよね?」と、頭の中でひっかかりが。
何より太地町の人たちの一方的な描かれ方がやるせない。
なぜ、太地町ではイルカ猟をしているのか?
なぜ、日本人はイルカやクジラを食べるのか?
なぜ、日本は魚介類の消費量が世界トップクラスなのか?
という点が、ボコンと落ちていたので、フェアじゃないな~というのが正直な感想です。
主観がないと、ドキュメンタリーって作れないとは思うのですが。
イルカは食べちゃダメで、牛や豚はいいのかっていろんな討論が巻き起こっていますが、この作品を観て自分がまったく知らなかった問題について触れれたり、調べてみたりときっかけとしていいものだったと思います。
クレールの濱田館長のおっしゃるとおり、「映画は社会に向けられた窓」。
改めて、映画の力を見せつけられました。