「役者の演技に耳をすます」。そんな不思議な体験ができる映画でした。
音がないからこそ、役者たちの動きや仕草を見逃すまいと集中。すると、不思議なことに聴こえていないはずの声が聴こえてきたり、温度やにおいまで感じられるような不思議な感覚になりました。あくまで映画…、しかもモノクロサイレントのはずなのに!
この作品のハイライトである、ジョージとペピーの熱い抱擁シーンでは、音楽もなくまったくの無音。でも、ジョージが愛をささやく言葉やペピーの吐息が聴こえた気がします。役者たちの表現力が際立っていてシーンのひとつひとつが本当に美しかったのです。
そんなしっとりとしたシーンから転換したラストのタップダンスは、自然と音楽に合わせてリズムをとっている自分がいました。「ブラボー!」って叫びたくなりましたよ。
そして、カンヌでパルムドック賞をとったワンちゃん・アギーもかわいらしいです。彼が一番激しい演技してますので、応援してあげてくださいね。
岡山では、4月にシネマ・クレール丸の内、MOVIX倉敷にて上映です。もうしばらくお待ちを!

© La Petite Reine – Studio 37 – La Classe Américaine – JD Prod – France 3 Cinéma – Jouror Productions – uFilm
アーティスト
http://artist.gaga.ne.jp/